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変わる駅の「入場券」 小田急は全駅で返金制度も導入 背景に何が

3/12(月) 16:10配信

乗りものニュース

小田急の駅で入場券が返金される条件とは?

 駅の「入場券」は、乗車以外の目的で改札内に入るためのきっぷです。一般には乗客の送迎などの用途で使われるものですが、小田急電鉄では2016年3月から全駅で、ある条件のもとで使用された場合に限って入場券の返金を実施しており、一定の利用者のニーズを満たしているといいます。

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 入場券が返金される条件とは何でしょうか。また、どうしてそのような対応を始めたのでしょうか。小田急電鉄 CSR・広報部に聞きました。

――入場券で改札内に入った人が返金を受けられる条件とは、何なのでしょうか?

 まず、改札内の店舗で会計をされる際に入場券をご提示いただきます。その場で入場券に店舗の利用証明を押印いたしますので、改札から出場される際に駅係員にその券面を提示いただければ、入場券ぶんの金額を返金させていただきます。
 
 また、対象となる改札内店舗にはコインロッカーなどの無人サービスも含まれています。その場合は、出場時にロッカーの鍵やレシートなどを駅係員にご提示いただければ、返金処理をいたします。

入場券の返金を始めた理由は「サービス向上」

――そもそも、入場券の返金を始めた理由は何なのでしょうか?

 乗車以外の目的で駅の改札に入る場合、入場券を購入いただくのがルールとなっており、お客様にはその点を守っていただくようお願いしてまいりましたが、各駅の改札内店舗、いわゆる「エキナカ」が充実してきたことを背景に、「列車には乗らないが改札内のお店を利用したい」という要望やお問い合わせをいただくようになりました。

 そこで、駅構内施設のサービスと価値の向上を目的に、入場券を購入して改札内店舗を利用されるお客様を対象とした返金対応を2016年3月から開始いたしました。

――対応が始まって約2年ですが、利用者の反応はどのようなものでしょうか?

 具体的な人数は申し上げられませんが、一定数のお客様にご利用いただいていると認識しております。特に、コーヒースタンドやそば屋さんなどをご利用のお客様が比較的多くいらっしゃるようです。

※ ※ ※

 小田急電鉄では、「今後も引き続き、お客様には入場券の利用をお願いしながら、駅構内サービスに対するご要望にお応えしたい」としています。

 一方、首都圏を中心に駅改札内の商業施設を多数展開しているJR東日本は、「乗車以外の目的で改札に入る場合は入場券が必要になりますので、改札内店舗のみご利用の場合も入場券の購入をお願いします」としています。
 
「改札内店舗のみの利用については問い合わせや要望も寄せられておりますが、すでに駅構内のポスターなどを通じて周知に努めており、お客様には十分ご理解いただいていると認識しております」(JR東日本 広報担当)

 各地の主要駅で「エキナカ」が充実するなか、入場券は返金制度のあるなしに関わらず、「列車に乗らなくてもエキナカを利用したい」という需要に応える役割を担い始めているようです。

乗りものニュース編集部