ここから本文です

米朝首脳会談に青山繁晴氏が警鐘「日本はアメリカに裏切られることを考えないといけない」

3/12(月) 16:10配信

AbemaTIMES

 金正恩委員長の希望にトランプ大統領が応じたことで、5月までの開催が見込まれる米朝首脳会談。しかし、アメリカ国内からは、「北朝鮮が非核化に向けた具体的な行動を示すまで、全ての選択肢はテーブルの上にある」(ペンス副大統領)、「金委員長が積極的に核ミサイルを放棄するとは到底考えられない。馬鹿正直に北朝鮮の罠にはまらないことが必要」(ラッセル元国務次官補)と、慎重に進めるべきとの声があがっている。

 そんな中、安倍総理はトランプ大統領との電話会談で「北朝鮮が完全検証可能かつ不可逆的な非核化に向けた具体的な行動を示すことが必要だ」と伝え、トランプ大統領は「最大限の圧力政策がこの状況をもたらした。経済制裁と軍事的圧力を今後とも継続するのは当然」と応じたという。

 北朝鮮のミサイル開発は対話と裏切りの歴史だ。北朝鮮による核開発の脅威が高まっていた1994年、アメリカなどが軽水炉や重油を提供する代わりに北朝鮮が核開発を凍結すると合意。2000年には初の南北首脳会談が実現したが、北朝鮮は27年間、あらゆる合意を裏切り続けてきた。

 今回の合意を受けてトランプ大統領は「世界にとって素晴らしいことになりうる。北朝鮮は誠実だと思う」とも発言。しかし、対話に否定的なヘリテージ財団は「金日成や金正日時代の脅し外交を見ているので、金正恩も同じ道を辿って結局振り出しに戻るだけだ。北朝鮮は2030年には核爆弾200発、ICBM30発を保有しているだろう」と指摘している。

 米朝首脳会談に前のめりなトランプ大統領の姿勢について、10日放送のAbemaTV『みのもんたのよるバズ!』に出演した自民党の青山繁晴参院議員は「日本はアメリカに裏切られることを考えないといけない」と警鐘を鳴らした。

 非核化を巡る思惑について、著述家の吉木誉絵氏は「日本の安全保障の確立のためには非核化が絶対。ただ、アメリカの妥協ラインは日本とは違っていて、非核化は絶対ではないかもしれない。むしろ、アメリカの安全保障の確立という点で言えば、核開発の凍結とICBMの開発を止めるということが揃えば、落とし所がそこになってしまうのでは」と指摘。

 それに対して青山氏は「そのとおりで、核不拡散と言いながらインドやパキスタンは核を持っている。ただ、インドやパキスタンはアメリカに届く核は持っていないし、攻撃する意思もない。イスラエルも認めていないが核を持っているとされていて、でもアメリカは攻撃するはずがないと許している。だから、北朝鮮に対してもそれを許すことはあり得る。日本は北朝鮮よりもアメリカに裏切られることを考えないといけない。それを防ぐために安倍さんは(日米会談に)行く」との見方を示した。

 また、コリア・レポート編集長の辺真一氏も「その危険性はある」とし、「クリントン政権の時に、北朝鮮はどうしても米朝首脳会談を実現したい、クリントン大統領に平壌を訪問してもらいたいと考えていた。その際、オルブライト国務長官が先陣として行き、金正日委員長は大喜びで歓迎した。秘話になっているが、その時の言葉は『クリントン大統領閣下が我が国を訪問され、我々との間で平和協定を結び、そして国交正常化をして頂けるのであれば、私たちはその日をもって反米を止める。反米の旗を降ろす』というもの。さらに、『我々は米軍の韓国駐留を容認する』『国交が正常化すれば、我々は韓国以上に親米になる』と言い、これにオルブライト国務長官は驚いた。この言葉が決め手でクリントン元大統領が平壌訪問を決断した。トランプ大統領はアメリカ・ファーストを掲げている、日本が裏切られる危険性はある」と述べた。
(AbemaTV/『みのもんたのよるバズ!』より)

最終更新:3/12(月) 16:10
AbemaTIMES