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無病息災・幸せ祈りマース 島民手作りの塩のお守り 沖縄・浜比嘉島

3/12(月) 15:00配信

沖縄タイムス

 琉球開びゃくの祖神アマミチュー、シルミチューが居住したと伝わる沖縄県うるま市の浜比嘉島で、島の住民が3月から手作りの「マースお守り」の販売を始めている。お守りは3種類で、全て貝殻の中に浜比嘉島のマース(塩)が入っている。アマミチュー、シルミチューは無病息災や縁結び、子宝の神としてあがめられており、島には県内外から多くの観光客が訪れる。住民は「ぜひ島の思い出にしてほしい」とご利益を願い、一つ一つ丁寧に作り上げている。

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 2016年から市地域おこし協力隊員として浜比嘉島を担当する向井裕美さん(34)が、島の活性化に向けて住民の意見を聞きながらお守り作りを提案。島の婦人会や老人会などを回り作り方を教え、昨年10月からお守り作りに取り組んできた。

 2月16日の旧正月に先行販売し、70個を売り上げた。最初の材料費は地域おこし協力隊の活動費を使い、旧正での売り上げを今後の材料費や作った住民への手間賃に充てている。

 4日、比嘉公民館では7人がユンタクしながらお守り作りに取り組んだ。細かい作業が「少し苦手」と笑う山城久美子さん(55)は「みんなキレイに作っていてすごい。島の人が一生懸命作ったお守りで、購入した人が元気になってほしい」と意気込む。波田間あや子さん(62)は「購入していただく方にご利益があるよう、思いを込めて丁寧に作っているよ」と目を細めた。

 向井さんは「これまで観光客が島のパワースポットに訪れてもお土産がなかった。お守りをきっかけに、島の活性化につなげていきたい」と話した。ゆくゆくは島の住民が主体となりお守り作りを継続してもらいたい考えだ。

 お守りは無病息災500円、縁結び千円、子宝800円。比嘉公民館で販売。手作りのため数が限られ、販売状況の確認が必要。問い合わせは同公民館、電話098(977)7227(平日午前8時半~午後5時)

最終更新:3/12(月) 15:00
沖縄タイムス