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那覇生まれの幸地さん、パリで彫刻・版画展示 「実存しない鳥の肖像」展に14点

3/12(月) 19:35配信

沖縄タイムス

 【久高泰子通信員】パリ南方郊外のアントニー市立メゾンデアール(アート館)で2月14日から、「実存しない鳥の肖像」展が開催されている。パリ在住の彫刻家で画家の幸地学さん=那覇市出身=の彫刻4点と版画絵画など10点も展示されている。3月31日まで。

 「実存しない鳥の肖像」は、フランス人詩人で作家のクロード・アブリーヌの1950年の代表詩。46カ国語に翻訳され、シャガールら多くの芸術家が共鳴し、詩の鳥をテーマに多くの絵画、彫刻、版画が創作された。

 63年にこれらの作品108点はフランス国立近代美術館に贈呈された。90年代になって、アブリーヌの孫娘と結婚したパリの画廊オーナーのクロード・ルマン氏の主導で20年にわたり、現代アーティストの新たな作品が創作された。幸地さんの作品はその中のコレクション。

 会場は六つの小部屋からなり、第1の部屋はアブリーヌやその詩に関する作品、写真、音楽の楽譜などを紹介。幸地さんの作品は中近東の第2の部屋に展示された。

 同展示会は、ポンピドー国立近代美術館、仏中央イッスーダン市立美術館、パリ地方大学文化センターなどでも開催された。幸地さんは「この展示会を通して、さらに作品の価値が市民に浸透していくことを確信している」と語った。アブリーヌは評論、歴史、紀行、美術、児童書と多方面にわたって活躍した。

最終更新:3/17(土) 15:30
沖縄タイムス