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桜のヒミツ 川沿いに桜が多い理由は災害対策だった!?

3/13(火) 8:05配信

ウェザーニュース

川沿いに桜が多いのはなぜか?

 昼間はポカポカと感じるような日も多くなり、桜の生長も着実に進んでいます。もう少しすると、桜開花の便りも届きそうですね。

 この時期になると、今年はどこにお花見に行こうかな?なんて計画を立てている方も多いかと思います。たくさんの桜があって、写真映えするスポットは…と考えた時、候補の一つに川沿いを思い浮かべた方はいませんか?

 川に沿ってどこまでも続く桜並木は圧巻ですが、そもそもなぜ川沿いに多いのでしょう。江戸時代の頃は、大雨が降ると川が氾濫しやすく、土手が決壊することもしばしば。
 今のようにインフラ整備が整っていなかった時代の人は、どうすれば土手が決壊しないのか懸命に考えました。

 「ローコストで効率よく土手を強化するには…?」そこで白羽の矢が立ったのは、なんとお花見でした。

 土手に桜を植えれば、毎年多くの人が花見に訪れて、自然と土手を踏み固めてくれるに違いない!そうした先人の知恵から、川沿いには桜が多く植えられるようになりました。
 いわば災害対策ということだったんですね。

桜の木は繊細

 土手を強化する目的で植えられていた桜ですが、木自体は外部からの刺激にとても弱いんです。そのため、お花見の際は以下の点に注意が必要です。

 【桜の根の近くには座らない】
 桜は浅根性で、土の浅い所に根を張って、栄養を吸収しています。そのため、根本の土が必要以上に踏み固められたりすると、呼吸ができなくなってしまいます。木の周りに柵がなくても、一定の距離を置いて眺めることをおすすめします。

 【桜に余った飲み物をかけない】
 桜の木は、土壌に水分が多すぎる環境が苦手です。水はけの良い場所を好むため、お花見で余った飲み物を桜の根元に流すと、桜の木は弱ってしまいます。飲み残しは、しかるべきところで処分をしてください。

 【枝は折ってはいけない】
 桜の枝はむやみに折ると、切り口から雑菌が入り、病気になる確率が高くなります。意図的に折る方はいないと思いますが、ついうっかり・・・なんてことにならないよう、細心の注意を払ってお花見を行ってください。

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