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奈良に春を呼ぶ伝統行事 お水取りが今年も開催

3/13(火) 17:48配信

ウェザーニュース

 奈良県にある東大寺二月堂で、3月1日から「お水取り」が行われています。752年以来一度も途切れることなく続いているこの伝統行事が、奈良に春の到来を告げます。

◆広義のお水取りは修二会を指す◆
 一般にいわれるお水取りは、東大寺二月堂で行われる修二会(しゅにえ)のことを指します。修二会とは、正式名を「十一面悔過(じゅういちめんけか)」と言います。私たちが日常生活をおくる中で犯してきた様々な過ちを、選ばれし11名の僧侶が二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の前で代わりに懺悔するというもの。

 もともとは旧暦の2月1日から行われていたので、“2月に修する法会”という意味で修二会と呼ばれるようになったようです。現在では、毎年3月1日~14日に行われます。

◆狭義のお水取りは行事の一部◆
 広義のお水取りは修二会全体を意味しますが、狭義のお水取りはその修二会で行われる行事の一部。3月13日の深夜1時すぎ、二月堂の下にある若狭井という井戸から水を汲み、その水を十一面観世音菩薩に供えます。

 この儀式がいわゆるお水取りです。深夜にも関わらず、この儀式を見物するために訪れる人は多いようです。

お松明は期間中毎日

 3月1日~14日の期間中は、毎日お松明があげられ、二月堂の舞台を僧侶たちが松明をもって走ります。

 中でも、12日の籠松明は直径1mほどの大きな松明があげられるとあって、今年もたくさんの人が足を運んだとのこと。豪快に火の粉を散らしながら駆け抜ける姿を見ると、ようやく春がやってきたのだな、と感じることができます。

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