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岡山で特殊詐欺4300万円被害 40代女性、サイト未納料名目

3/13(火) 12:49配信

山陽新聞デジタル

 岡山県警は13日、有料サイト未納料が発生しているとの架空請求で、県内の40代女性が約4300万円をだまし取られる特殊詐欺被害を確認したと発表した。県警によると、今年認知した1人の被害では県内最高額。詐欺容疑で捜査するとともに、心当たりのない請求を受けた場合は無視し、警察や家族に相談するよう呼び掛けている。

 県警生活安全企画課によると、女性は1月、携帯電話に「有料サイトの未納料金が発生しています」とのメールが届き、記載の連絡先に電話をかけた。コンビニで販売されるプリペイドカード式の「電子マネー」や宅配便による現金での支払いを求められ、応じると「サイト利用料」「訴訟」といった名目でさらに要求され、2月下旬までに複数回支払ったという。

 当初、現金は戻ってくる約束だったが、3月に入って連絡が取れなくなり、特殊詐欺被害と判明した。

 県警の統計では、今年の特殊詐欺被害は7日現在、40代女性のケースを含め18件約1億220万円。うち「サイト未納料」名目の被害については8件約4620万円を占め、被害者(平均40・75歳)は20、30代が5人と、若い世代が標的にされる傾向を見せた。

 県警生活安全企画課によると、今年は老人ホーム入所権の名義貸しを巡るトラブル解決金名目などで1千万円を超える高額被害が相次いでいる。「個人情報を先方に伝え、1回でも現金を支払うとさらに多額の請求を受ける」とし、警察総合相談電話「#9110」などの利用を求めている。