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CD品質で音楽聞き放題!配信サービス「Deezer HiFi」イベント開催

3/13(火) 18:50配信

Stereo Sound ONLINE

44.1kHz/16bit(≒CD)音源が聴き放題!

 高音質音楽ストリーミングサービスを謳う「Deezer HiFi」(ディーザー・ハイファイ)の日本ローンチイベントが、3月12日、ブルーノート東京にて開催された。

【画像】GLIM SPANKYのライヴも

 そもそも、Deezerとは2007年にフランスでスタートした音楽の聴き放題サービスのこと。世界185カ国で展開し、4,300万曲を提供している。そしてDeezerの強みは、何と言ってもCDクオリティ=44.1kHz/16bitの音源をFLACファイルでストリーミングしていることだ。このサービスが「Deezer HiFi」と呼ばれる。

 Deezer HiFiが日本に上陸したのは2017年12月。これまでも、一部のマニアが海外のCDクオリティ音楽ストリーミングサービスを利用する例はあったものの、日本で正式に利用できる「CDクオリティ以上の」音楽ストリーミングサービスはこれが初めて。

 なお、CDクオリティ配信曲数は「3,600万曲以上」であるとしており、邦楽のラインナップは順次拡大してく予定。海外では128~360kbpsの音源だけが聴き放題となるサービスも展開されているが、日本ではCDクオリティでの配信「Deezer HiFi」(月額は1,960円)だけが展開される。

Deezerはローカルヒーローを目指す

 プレスカンファレンスにはDeezerのCCO(Chief Commercial Officer)Golan Shaked(ゴラン・シャケド)氏が登壇し、Deezerが音楽を愛する人間の集団であると話した。だからこそ、「妥協のない音質で作品を届けることがミュージシャンの願いであるとも知っている」というわけだ。

 また、ストリーミングの手軽さと高音質を両立したのがDeezer HiFiであるとアピール。日本では月額1,000円以下のサービスも展開されているものの、それらはあくまでMP3など非可逆圧縮音源での配信サービス。音質の面で妥協をしていることになる。

 Deezerの目標は、「さらに多くのパートナーシップを提携し、CD音質の音楽を限りなく多くのファンに届けること」だという。日本においてはオンキヨー&パイオニア、ヤマハとの提携を発表しているが、海外においては80ブランド以上のハードウェアメーカー、そしてマンチェスター・ユナイテッドFCなどのサッカーチームとのコラボレーションにも積極的だ。ファンを獲得するためにさまざまなブランドと提携し、CDクオリティ=高音質に触れることを普及していく。この手法が日本でも推進されるようだ。

 続けて、Shaked氏は音楽ストリーミングサービスにおいて懸案であるカタログの追加についても言及した。曰く、Deezerは「ローカルヒーロー」を目指している。つまり、日本で展開するサービスなのだから、そのローカル=日本ならではのサービスの充実をとても重視しているということだ。

 具体的な方策として、現地のパブリッシャーとの協力し邦楽カタログを充実させること、日本のさまざまな著名人によるプレイリストをつくること、「Deezer Sessions」のアップロードの推進を挙げる。

 「Deezer Sessions」とは、アプリ上などで提供される独自のライブ映像を楽しめるもの。プレスカンファレンスの後には松尾レミと亀本寛貴による日本の音楽ユニットGLIM SPANKY(グリムスパンキー)のライブが行なわれ、このライブを「Deezer Sessions」のコンテンツとしてアップすることを告知した。このほか、Deezerでは独自のミュージシャンインタビューなどのコンテンツを用意し、他サービスとの差別化を図っている。

 昨年末、Deezer HiFiが上陸した段階で試した限りは、コンテンツの拡充という意味で、先行他サービスに遅れを取っている感は否めないのが事実だった。しかし、今回のローンチイベント、日本の「ローカルヒーロー」になるという声明を見ている限り、Deezerの本気は充分に感じられる。

 この日は日本のレコードレーベルとしてポニーキャニオン、スペースシャワーミュージックなどとの提携が成立していると発言していたが、大手レコード会社の協力が得られるのであれば、楽曲の拡充が急激に進む可能性はある。さらなるコンテンツの充実を期待したい。

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最終更新:3/13(火) 18:50
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