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レギュラー6人中3人が欠場の非常事態。”ベテラン”ブルツもTS050を代役ドライブ/WEC公式テストプロローグ

3/13(火) 16:45配信

motorsport.com 日本版

 来月ポール・リカール・サーキットで行われるWEC(世界耐久選手権)の公式テスト”プロローグ”で、元F1ドライバーのアレックス・ブルツが、トヨタTS050Hybridのコクピットに復帰することがわかった。

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 2015年に現役を退いて以来、トヨタのアドバイザーとアンバサダーを務めるブルツ。しかし4月6~7日にポール・リカールで行われる”プロローグ”で、再びLMP1マシンのステアリングを握ることになった。

 その背景には、日程的な問題がある。トヨタの6人のドライバーのうち3人が、このプロローグに参加できないのだ。今季からトヨタに加わったフェルナンド・アロンソはF1バーレーンGPに出走するため、また中嶋一貴と小林可夢偉は岡山国際サーキットで行われるスーパーGTの開幕戦にそれぞれ出場するため、渡仏することができないのだ。

 また、当初はトヨタとの契約下にあったステファン・サラザンも、SMP RacingからLMP1クラスに参戦することを決めたためにチームを離脱。代役を務めるドライバーが決定的に不足していたのだ。

 とはいえブルツも、実に2016年のル・マン24時間テスト以来という、久々のトヨタLMP1マシンドライブということになる。

「アレックスは経験豊富なドライバーですし、アドバイザーとしてLMP1の技術と開発に常に触れてきました」

 そうトヨタの広報担当者はmotorsport.comに対して語る。

「彼は役割の一環として、すべてのレースとほとんどのテストに帯同し、様々なエンジニアリングの会議にも参加している。だから、プロローグでマシンに乗り、我々にとって力強い仕事をこなしてくれる能力を備えている」

「6人のレースドライバーのうち3人がプロローグに参加できないことが明らかになった時、我々は追加のドライバーを探すために、遠くを見る必要はなかった」

 ブルツはレギュラードライバーであるセバスチャン・ブエミ、マイク・コンウェイ、ホセ-マリア・ロペスの3人と、同じくテスト兼リザーブドライバーを務めるアンソニー・デビッドソンとともに、トヨタTS050Hybridを走らせることになる。

Gary Watkins