ここから本文です

カメラマンが語る恋愛リアリティショー番組の裏側「11時間ぶっ通しでカメラを回し続け腕が痙攣」

3/13(火) 16:48配信

AbemaTIMES

 台本のない恋愛リアリティショー。出演者たちのリアルな表情や、突然の行動、胸キュンシーンはどのように撮影されているのか。今回は実際に恋愛リアリティショー番組の撮影をしているカメラマンの杉村正視さんに、現場でのエピソードやカメラマンとしての心構え、その裏側を教えてもらった。

11時間ぶっ通しの撮影で、屈強なカメラマンの腕が痙攣

――恋愛リアリティーショー番組の撮影はこれまでに経験されたことはありますか?

今回撮影している、高校生同士の恋愛リアリティショー『恋する・週末ホームステイ』が初めてです。普段はドラマの撮影が多くて、リアルな姿を追いかけるというのはこれまでなかったので、大変なことも多いです。

――大変なところとは?

一つは距離感ですね。あまり近づきすぎると対象である高校生たちが緊張してしまうし、だからと言って遠すぎたら、大切な場面での表情を押さえられなくなってしまいます。空気を読みながら、距離感をどうするか考えています。あとは、本当にリアルなので(笑)、とにかくずっとカメラを回しているのは辛いです。1度、11時間ぶっ通しで回し続けて、屈強なカメラマンの腕が痙攣し始めて「もうダメだ……」と弱音を吐いているところを見ました(笑)。

――かなりハードな現場なんですね。もしかして食事をする時間もないとか?

最初のうちはお弁当を用意してもらっていたのですが、食べている時間がないことがすぐにわかったので、今はおにぎりを用意してもらっています。カメラを回しながら片手間で食べたりしています。

――大変ですね……。

僕らは食事ができなくて、お腹が空いているのに、高校生たちがたこ焼きパーティーをしている姿などを撮影しないといけない場面もあって、そのときには「このやろ~!」って気持になっています(笑)。

失恋シーンは「撮るのが辛かった」

――高校生たちはカメラを意識して動きが不自然になることはありませんか?

そこまで緊張しているような印象はないですが、やはり最初よりは後半の方が自然になっているかもしれませんね。

――リラックスしてもらうために話しかけることは?

そこはあえて話しかけないようにしています。あまり仲良くなりすぎて、反対にカメラを意識するようになっても困るので。僕よりも、出演者のなかで仲良くしてほしいなと言う気持ちです。

――ずっと追いかけていると、高校生たちに情が生まれてしまいそうですね。

だいぶ生まれますよ。告白の前は、ものすごくテンションが上がっちゃって「頑張れ!」って気持になります。とくに男の子には感情移入して、ちょっと思わせぶりな女の子がいると「もてあそぶな~!!」と心の中で叫んだりしています(笑)。

――この子はこの子が好きなんだろうなとか、撮影している間に気づいたりはしますか?

まあ、態度でわかりますよ。高校生は単純ですね(笑)。これも意外でしたけど、今の高校生ってすごく大人びていて生意気なのかなと最初は構えていたんですが、すごくピュアで可愛らしいです。カメラが入っているから自分をよく見せようという感じもなくて、本当に普通の子たちなんだなあと思いました。

――情が生まれるからこそ、やりにくいところはありますか?

告白のシーンを初めて撮影したときに、告白されない子がいて。その子を撮るのが辛かったです。その子もじっと耐えているから、その時間はなんとも耐え難い気持ちになりました。

1/2ページ

最終更新:3/13(火) 16:48
AbemaTIMES