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一番は「エナジーを伝えること」、献身的なプレーでチームを支えるハミルトンの存在感

3/13(火) 18:04配信

バスケットボールキング

 今季の新潟アルビレックスBBといえば、誰もが思い浮かべるのはダバンテ・ガードナーの圧倒的な得点力だ。当然ながらチームもその安定感抜群の得点力を軸にしており、チームのオフェンス力はリーグでもトップクラス。ただ、その脇を固める外国籍選手2人のインパクトが弱かったことが、シーズン前半に白星を伸ばせなかった要因の1つでもある。

 その中で、1月に新たに加わったラモント・ハミルトンの働きは確実にチームにプラスをもたらし始めている。3月11日に横浜国際プールで行われた横浜ビー・コルセアーズとのB1リーグ第22節第2戦では、前半でファウルトラブルに陥ったガードナーに代わり、普段は出番の少ないオンザコート1の第3クォーターに8分21秒間出場。ハミルトンが力強いインサイドアタックで得点を重ねたことが、新潟のもう1つの武器である3ポイントシュートの成功率を高めた。最終的には17得点8リバウンドをマークし、チームの5連勝達成に大きく貢献した。

「特別何かをできたわけではないが、チームを助けることはできたと思う。自分ができることであれば、汚れ仕事でも何でもやろうと思っている。それが得点の時もあるし、リバウンドやディフェンスの時もある。でも、どんな時でも一番気をつけているのはチームにエナジーを伝えることだ」

 前節のアルバルク東京戦は故障で大事を取って欠場したが、加入後12試合に出場して9試合で2ケタ得点を記録。プレーで結果を残しているだけでなく、チームメートとコミュニケーションを取る様子などを見ても、十分にチームにフィットしたように感じられる。

「自分でもフィットしていると感じている。チームメートも自分を助けようとしてくれているし、エナジーを与えてくれている。いいケミストリーが生まれていると思うし、このチームはみんながお互いのためを思ってプレーしていてすごくいいチームだと思うよ」

 そして、ハミルトンにはチームメートが誰一人として持っていないものがあることを忘れてはならない。昨季、琉球ゴールデンキングスでチャンピオンシップに進出したという経験だ。「まずは自分自身を信じることが大事。リーダーシップを取って、チームメートに自分の背中を見せていければと思う」という言葉は、昨季レギュラーシーズン60試合目でCSの切符を勝ち取ったハミルトンが発するからこそ説得力を持つ。中地区2位争いの激しさに拍車がかかる中、ハミルトンの存在はこれからますますチームにいい影響を与えることになるだろう。

文=吉川哲彦

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