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オープン戦の活躍は本当にあてにならないのか ~投手編~

3/13(火) 11:30配信

ベースボールキング

オープン戦最優秀防御率投手のその後…

 開幕まで20日を切り、各球団ともに戦力の最終チェックを行う時期に差し掛かってきた。

 本番が近づくに連れて主力投手たちの出番も増えてきており、侍ジャパン強化試合でも快投を見せた楽天・則本昂大や、昨季大ブレイクを果たした阪神・秋山拓巳、初の開幕投手を目指す中日・小笠原慎之介といったところが好投を見せている。

 ただし、この時期よく聞かれる言葉が「オープン戦の成績はあてにならない」というもの。昨日は「オープン戦の順位はあてにならない」という説を検証してみたが、今回は“個人”の活躍に注目。まずは投手編ということで、近年のオープン戦防御率1位投手のその後について調べてみた。

ここ2年は順調

 昨シーズン、オープン戦で快投を見せたのは田口麗斗(巨人)だった。

 計4試合に登板し、防御率は0.90を記録。シーズン開幕後も開幕2戦目の先発を任されると、自己最多となる13勝をマーク。菅野智之、マイコラスらと3本柱を形成し、チームを支えた。オープン戦の好投から、シーズンもいい形で過ごせた好例と言えるだろう。

 その前、2016年は和田毅(ソフトバンク)が防御率0.00と圧巻の成績を残している。

 5年ぶりの日本球界復帰となったシーズンだったが、春先からブランクを感じさせない見事な投球を披露。開幕2カード目の初戦で敗戦投手となったものの、その後は安定した投球を見せて15勝(5敗)をマーク。復帰元年にいきなり最多勝と最高勝率のタイトルを手にした。

それ以前は…

 ここ2年を見るとオープン戦の活躍そのままにシーズンでも活躍を見せているが、実はそれ以前はうまく行かない年が続いていた。

 たとえば2015年は当時西武に所属していた野上亮磨。一軍で8勝、11勝、8勝と来て迎えた2015年のオープン戦で防御率0.82という好投を見せ、さらなる飛躍に大きな期待がかかるも、シーズンでは7勝(7敗)止まり。殻を破ることはできなかった。

 その前の年も西武から、新助っ人のレイノルズが防御率0.53という好投を見せるも、シーズンでは3勝7敗で防御率5.46と低迷。期待を裏切る結果に終わっている。

 2013年は開幕前に第3回WBCが開催されたこともあり、各球団エース級が不在の中で行われたオープン戦。ここで好投した巨人の宮国椋丞は、WBCに参戦していた内海哲也に代わって開幕投手に抜擢されるも、シーズンを通して6勝7敗、防御率4.93という成績に終わった。


 振り返ってみると、たしかに「あてにならない」と言われるのも分かる結果となっていたが、興味深いのはここ2年続けてその説を覆す結果となっていることだ。

 今年もオープン戦で活躍した投手がシーズンでも活躍を見せるのか、はたまた苦しむ傾向に戻るのか。今年の結果に注目が集まる。

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