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【千歌繚乱インタビュー】MIZTAVLA、V系の原点回帰「僕らは黒いエナメル背負ってる」

3/14(水) 12:35配信

BARKS

4月2日(月)に開催される<千歌繚乱vol.15>に出演するMIZAVLAは、“ヴィジュアル系らしさ”漂う4人組バンド。

◆ミュージックビデオ・アーティスト写真

昨年オリジナルメンバーであった史弥(Dr)の急逝という悲しいニュースもあったが、MIZAVLAの面々は変わらず音楽に向き合い続けている。今回BARKSでは彼らの思いと、3月14日にリリースされる新曲、6月9日に予定されているワンマンライブなどについてインタビューを行った。

※本記事は<千歌繚乱vol.15>において、来場者限定で配布される「千歌繚乱 ARTIST BOOK」掲載のインタビューの一部を事前に公開するもの。「千歌繚乱 ARTIST BOOK」ではメンバーへの一問一答アンケートなど、より深い内容が掲載されている。

   ◆   ◆   ◆

――MIZTAVLAさんは見た目からも楽曲からもヴィジュアル系らしさが溢れていますね。

リウキ(Vo):バンドコンセプトが“ヴィジュアル系の原点回帰”なんです。ヴィジュアル系という文化がこれまでに作り上げてきた世界観や良さを、時代に捉われることなく現代のヴィジュアルで表現していけたらなと思って活動しています。

――ということはみなさん、音楽を始めたきっかけもヴィジュアル系なんですか?

光(G):そうですね、みんなヴィジュアル系が好きですね。僕はJanne Da Arcさんをよく聴いていました。

リウキ:僕はX JAPANさんですね。

氷龍(G):影響を受けたと言えばDIR EN GREYさんです。

yuri(B):音楽を始めるきっかけになったのはL'Arc~en~Cielさんでした。

――ヴィジュアル系といっても、それぞれ好きなバンドは違うんですね。

光:そうですね、世代がバラバラなんで色んな時代のヴィジュアル系をおさえていますね。

――楽曲にもそれが生かされている気がします。MIZTAVLAさんの楽曲コンセプトは?

リウキ:感情表現です。特に歌詞にそれが現れています。

光:サウンド的には、ヴィジュアル系ならではのカッコよさというものは絶対に忘れないようにしています。みんなヴィジュアル系以外にもロックやメタルも聴くんですが、それでも一番大事にしているのはヴィジュアル系の良さで、それに基づいて楽曲を作るように心がけています。

――楽器のプレイにもそれが現れている?

光:僕はヴィジュアル系と同じくらいメタルやハードロックのギターヒーローが好きなので、僕を観て、また僕と同じようなギターキッズがギターを弾きたくなるように心掛けてプレイしています。

――光さんはご自身のTwitterに「ギターソロまとめ」もアップしていますよね。

光:あれも僕がキッズだった頃に好きだったもののひとつで。自分が好きだったことは受け継いで行きたい、という思いが強いんです。

氷龍:ギターソロもそうだしクリーンな音だったり、やっぱり好きだったビジュアル系の音ってあるんですよね。僕も自分が聴いてきたヴィジュアル系の音色やフレーズを一曲につきひとつは必ず入れるようにしています。

yuri:僕はベースの音を聴いてバンドをやりたいと思ったんで、同じように誰かに刺さるフレーズが弾きたいと思って音作りをしています。あと、ベースって縁の下の力持ちって言われがちですけど、自分では縁の下にいるつもりはない。ちゃんと支えるってのはもちろん仕事だと思うんですけど、個性を出すのが僕のスタイルです。

――やはりヴィジュアル系を意識して曲を作ってるんですね。

氷龍:というか、意識しなくても出ます。

光:「これでしょ!」ってのがみんなあるんで。

――そんなみなさんから見て、ヴィジュアル系の魅力とは?

リウキ:もうひとりの自分を演じられることじゃないですかね。現実とはまた別の自分が作れると言うか、そういうところがいいと思っています。

氷龍:何で普通のロックバンドじゃなくて化粧してバンドやってるかっていうと、それに惹かれているからかな。続けているのは見えない理由があるからだと思うけど。

yuri:ライブハウスの空間も含め、ヴィジュアル系は非現実的ですよね。初めてヴィジュアル系聞いた人はみんなカルチャーショック受けると思うんですけど、それが一番の魅力だと思います。

光:サウンド面で言うと、ヴィジュアル系の曲って明るい曲でも暗い曲でもどこかしらに切なさがあるんですよ。僕はそこに惹かれました。

――それぞれMIZTAVLAの楽曲の中で、自分が一番好きな曲は何ですか?

リウキ:「LOVE666」です。これが一番素直に自分の気持ちを表現できた曲だと思います。MIZTAVLAの曲って、字詰が多いんですよ。普通ってリフレインしたりするんで文字数を限って同じ言葉を入れることが多いんですが、僕は入れたい言葉がありすぎて。言葉を具体的に表現したいというか、伝えたい思いがあるんで字が詰まっちゃうんです。それが上手くハマったのがこの曲なんです。

yuri:僕は3rdミニアルバム『CHIMAIRA-キマイラ-』に入っている「影と涙」。歌詞とボーカルラインがとても良い。ギターソロの部分も素敵で、ベースはボーカルとギターソロを押し上げる感じ。キッズの頃に自分が聞いたらコピーしたいって思えたであろうフレーズが弾けました。

光:一番リウキさんの声が活かされていると思うので、1stミニアルバム『アドラメレク』に入っている「喪失と雨」が好きです。頭に降りてきた時からこれはとってもいい曲になるって予感がしてました。

氷龍:『アドラメレク』に入ってる「絶望宣言」も欠かせませんね。ライブの頭にやることが多いんですが、The ヴィジュアル系って曲。声やギター、リズムもヴィジュアル系だからこそできる曲になっています。

光:これはレコーディング当日になってスタジオで歌詞を全部書き直したっていうね(笑)。

リウキ:そうそう。それで絶望したからタイトルが「絶望宣言」になった。

――それはつらい(笑)。そもそも歌詞ってどういうスタイルで書くんですか?

リウキ:何もないと書けないんで、ひたすら気分が暗くなる映画を観ます。楽しいときって何も出てこないんですよ。嫌なことあると最高ですね。

――あえて暗い気持ちになっている、と。

リウキ:思いが込められた曲って、その気分になってないと書けない。よく俳優さんや女優さんが役になりきるとか言うじゃないですか。それと同じでメンタルを重い方に持っていくんです。

――もともと暗い人?

リウキ:あー暗いかもしれませんね。自分の歌詞見てるとメンヘラだなって思いますもん。重いな自分って。

――では、3月14日にリリースする新曲「いつか変われる頃」にはどんな思いを込めたんですか?

リウキ:これは珍しく希望が入ってる曲。バンドをやっていると、日々成長していくなかでジレンマを感じることが多くて。自分たちでは“こうしたい”と思っていてもそうならない、できない、ってことがある。そういう思いをわかりやすくタイトルで表せられないかなっていう気持ちがありました。

――このタイミングでそういう曲ができたきっかけは?

リウキ:MIZTAVLAは「どうする?」って会話が多いんです。お互いに意見を持ち寄ってぶつかることもあるんですが、その中で目標を高くするには人が変わるよりも自分自身が変わっていかなければいけないと思ったんです。こういうタイトルを自分で発して曲を作ることで自分を変えていきたい、というきっかけですかね。

――曲の方はどうやってできたんですか?

光:僕がデモを出して、みんなでアレンジしました。

リウキ:一曲を通して抑揚というか、アップダウンを意識しました。ドラマティックな表現がしてみたくて。

――確かにサビでガラっと雰囲気が変わるところなど、展開が面白いです。

yuri:Aメロのノリは重めでちょっと前のヴィジュアル系っぽさがあるかも。ライブではまだ披露してないですが、昔のヴィジュアル系が好きだった、っていう世代の方にも楽しんでもらえるノリだと思います。

光:今回左右のギターの音作りをわざと変えて、チカチカさせてます。僕と氷龍が掛け合いで弾いている感じを大事にしてて。それぞれの個性も出たのでそこに注目して聴いてもらえると面白いかもです。

氷龍:お互いの“ぽい”フレーズが出てるよね。

――このシングルは「10大宣戦布告」の第一報として発表されたものですが、あとは何が待っているのでしょうか?

光:第二報として、6月9日にワンマンライブ<豊島区バイオレンス劇場>を発表させていただきました。あとは…まぁまだ詳しく言えないんですが、ライブ関係など様々です。ご想像にお任せします。

リウキ:間違っても「スペシャルチェキ発売決定!」、とかじゃないんで(笑)。

――<豊島区バイオレンス劇場>では何か特別なことを考えていたり?

リウキ:“劇場”は“シアター”って読みます。劇、っていうとちょっとバンドコンセプトと違うし、そこはこだわり。僕ら、黒いエナメル背負ってるんで、劇じゃなくてシアターですね。まぁそもそもワンマン自体が特別なことですけどね。僕ら、ワンマンといっても割と時間が短めなんですが、今回は長い時間楽しめたらなとは思っています。

光:そうですね、過去最長のワンマンになると思います。僕ら去年は頻繁にワンマンをやっていたんですが、この前のワンマンが一月だったんで今回は久しぶり。今までのワンマンももちろん100%本気だったんですが、今回は200%本気ってくらい、一番意気込みがすごいんです。

――ライブの雰囲気は?

光:MIZTAVLAのお客さんは熱い、という定評があります。自慢ですね。

リウキ:あれ、これみんなが読むんですよね? …まだまだぬるいですね!

光:飴と鞭…(笑)。

yuri:とはいえ長時間のライブっていうと僕自身がちょっと心配な点もあって。今のままだと10あって10楽しめない。だからワンマンをより楽しむため、完璧に楽しめるように努力をしたいです。

氷龍:個人的にはロックの日(=6月9日)にライブができるっていうのが楽しみなんで、メンバーもファンも「やっぱヴィジュアル系っていいな」って思って帰れるような一日にしたいです。

リウキ:僕は自分の納得するライブをするのみ、ですね。

――期待しています。リリースにワンマンにと怒涛に活動されているなという印象ですが、史弥さんが逝去されたことの影響もあるのでしょうか。

光:なかなかこんな辛い思いをすることはないですよね。史弥のことは、どうしたって大きな影響です。最初はこれからバンドを続けられるのか?ていうくらい精神状態が…。解散しようかって話にはならなかったけど、自分自身、立ち直れる自信がなかったです。

リウキ:うん、本当に何て言っていいかわからないくらい…。引き摺るのは違うけど、でも忘れてはいけないこと。

――具体的に何か音楽に対する姿勢は変わりましたか?

リウキ:5人である目標を達成しようとしていたけど、その力がひとつ減ってしまった。その力を補うために4人は今までの倍、頑張らなくちゃいけないですし、しっかりしなければという思いがより強くなりました。だからぶつかることや喧嘩も増えましたし。…でも、今が一番メンバーと向き合うようになってバンドとしての結束力が強まりました。

――楽曲も変化したんですか?

光:「いつか変われる頃」も史弥がいたころからあった曲だし、史弥がいたころから一作品ごと成長しようと頑張ってきたので、今回特別何かが変わったというわけではありません。やっぱり変わったのは、メンバーの結束力ですね。

――結束が固まり、次のステージへ向かっていくと。最後に今後も目標についても教えてください。

yuri:いろんなものに対して食わず嫌いはやめて、いろんな表現だったり演奏力だったり、もっとワイドに成長していきたいです。

氷龍:日々成長、それだけ。

光:今も毎日一個ずつ知らないジャンルの音楽をコピーしてみたりしているんですが、毎日何か新しいものを自分に取り入れたい。まだ自分が知らないものを、どんどん吸収していきたいです。

リウキ:ま、結局一番大事なのは自分自身を見失わないこと、ですね。

取材・文◎服部容子(BARKS)

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MIZTAVLAが出演するBARKS主催ライブイベント<千歌繚乱vol.15>は、4月2日(月)、渋谷REXにて開催。チケットは現在イープラスにて一般発売中。

<千歌繚乱vol.15>日時:2018年4月2日(月)開場17:30/開演18:00
出演:アイオリン/SARIGIA/JILUKA/MIZTAVLA/MISERIA
会場:渋谷REX
料金:
【一般チケット】3,800円
【当日券】4,000円
※ドリンク代別途
※ご来場の方に出演バンドのインタビューが掲載された「千歌繚乱ARTIST BOOK」を差し上げます
※当日会場ではバンドのレアグッズが当たる「バンドくじ」企画実施
※その日のライブの写真がすぐに手に入る「ライブ写真即売会」開催

チケット販売スケジュール:
【一般先着受付】
3月9日(金)12:00~4月1日(日)
チケット購入ページURL:[イープラス]http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002252514P0030001

「いつか変われる頃」
2018年03月14日(水)発売
会場&通販限定販売
収録曲:CD
01.「いつか変われる頃」
品番:MXBR-005
価格:¥1,000(TAX IN)
発売元:XIX BLACK RECORDS
販売元:XIX BLACK RECORDS

<豊島区バイオレンス劇場>
【日程】2018年06月09日(土)
【会場】EDGE Ikebukuro
【開場/開演】17:00/17:30
【前売/当日】¥3,500/¥4,000(+Drink)
【出演】MIZTAVLA
【チケット詳細】
イープラスにて
02月24日(土)10時よりチケット発売
http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010163P0108P002252341P0050001P006001P0030001
購入制限 お一人様2枚まで
バンド予約なし
[入場順]イープラス→当日券
終演後:MIZTAVLAプレミアム撮影会

最終更新:3/16(金) 17:57
BARKS