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清宮選手が入院した「限局性腹膜炎」ってどんな病気?

3/14(水) 13:24配信

BuzzFeed Japan

日本ハムは3月13日、ドラフト1位の清宮幸太郎選手(内野手)が「限局性腹膜炎」と診断されて入院したと発表しました。

日刊スポーツの報道などによると、ここ数日、お腹の倦怠感や鈍痛などの症状を訴えていたそうです。

「限局性腹膜炎」とは聞きなれない病名です。

どんな病気なのでしょうか? 手術は必要なのでしょうか? 何より、清宮選手は大丈夫なのか心配です。

BuzzFeed Japan Medicalは国際医療福祉大学三田病院救急部長の志賀隆さんに、解説してもらいました。
【BuzzFeed Japan Medical / 岩永直子】

「限局性腹膜炎」ってどんな病気?

お腹の中にある臓器の炎症が、腹部の内臓を覆う腹膜にまで広がった状態を言います。炎症が一部に止まっている初期の状態を「限局性腹膜炎」、お腹の中全体に広がった状態を「汎発性(はんぱつせい)腹膜炎」と言います。

お腹の上を指3本ぐらいで静かに押して、パッと離して腹膜が震えた時に強く痛む「反跳痛(はんちょうつう)」があると、腹膜炎を疑います。限局性腹膜炎は、その炎症が一部の場所に限られているということです。

腹痛の程度が強かったり、咳や歩行でお腹が痛くなったり、熱も伴ったりしたら、受診した方がいいでしょう。

原因は?

感染などで内臓に何らかの問題が起きた時に、その原因となっている菌などが腹膜まで及んだ時に起こります。

例えば、右下腹部の限局性腹膜炎ならば、俗に盲腸と言われる「虫垂炎」が原因になることがあります。右の上腹部の場合は、胆嚢炎が原因の可能性もあります。

便秘がちな人は、腸から小さな部屋が飛び出たような状態になる「憩室(けいしつ)」の中に、便が石のように固まった「糞石」がはまり込み、「憩室炎」を起こすこともあります。

こうした内臓の病気の炎症が、腹膜にまで影響し始めた状態が限局性腹膜炎と言えるでしょう。よくあるのは、腸などに穴が開いてしまった「穿孔」と呼ばれる状態による腹膜炎です。

しかし、私は原因の病気の方に注目するので、あまり「限局性腹膜炎」という言葉は普段の診療では使っていません。

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最終更新:3/14(水) 13:24
BuzzFeed Japan

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