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奄美を世界にPR 通訳案内士に57人 鹿児島県奄美群島

3/14(水) 13:01配信

南海日日新聞

 奄美群島広域事務組合が育成を進める「奄美群島地域通訳案内士」の研修修了証交付式が12日、鹿児島県奄美市名瀬の奄美会館であった。2017年度は英語に加えて中国語の研修を新設。2言語合わせて群島内で57人が地域通訳案内士となる資格を取得した。

 通訳案内士の育成は、18年夏を見込む奄美・沖縄の世界自然遺産登録による外国人観光客の増加を見据えて、同組合が16年度から事業展開している。初年度は英語のみの研修で47人が資格を取得した。

 17年度は研修の事前審査に96人(英語61人、中国語35人)が申し込み、英語37人、中国語27人が受講。語学、地元学など54時間の研修を経て、今年2月の修了試験で奄美大島40人(同22人、18人)、喜界島7人(同2人、5人)、徳之島3人(英語のみ)、沖永良部島5人(同3人、2人)、与論島2人(同各1人)が合格した。

 交付式には奄美大島の合格者が出席。同組合管理者の朝山毅奄美市長は「奄美の豊かな自然と特異な文化、人情を理解してもらうために、皆さんの力が重要になる。多くの人に来てもらい、奄美を世界にPRする環境づくりを進めたい」とあいさつした。

 修了生を代表して朝木一仁さん(24)=奄美市名瀬=は英語を交えて「講習で奄美の自然や文化、人の暮らしに関することをあらためて学んだ。来月から仕事で海外に行く。経験を積んで、奄美に戻ってふるさとに恩返しがしたい」と抱負を語った。新設の中国語修了生の里岡麗子さん(66)=同=は「知識を深めて語学を磨き、奄美の魅力を最大限に伝え、信頼される通訳士に成長したい。奄美の観光発展の役に立ちたい」と笑顔で話した。

 外国人を有償でガイドするには通訳案内士法に基づく国家資格が必要。奄美では14年度末の奄美群島振興開発特別措置法改正に伴い「特例通訳案内士」制度が創設された。今年1月の通訳案内士法改正に伴い地域通訳案内士制度に移行した。研修修了生は各自治体から登録証の交付を受けて通訳案内業に従事できる。

奄美の南海日日新聞

最終更新:3/14(水) 13:01
南海日日新聞