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涙浮かべた祖母、平昌パラで村岡選手が金 地元深谷のPVで人々総立ち 母校後輩「感動を通り過ぎて動揺」

3/14(水) 23:28配信

埼玉新聞

 平昌冬季パラリンピック、アルペンスキー女子の村岡桃佳選手(21)=埼玉県深谷市出身、正智深谷高出=が14日、女子大回転座位で日本勢初の金メダルを獲得した。今大会4個目のメダルは、村岡選手にとって悲願だった最も輝かしいメダル。「パラリンピックで金メダルを取る」という子どもの頃からの夢がかなった。中学の後輩からは「誇り」「頑張ることを学んだ」と喜びの声が上がった。

村岡選手が壮行会で決意、サプライズ誕生日ケーキも

 村岡選手の出身地、深谷市役所市民ホールでは14日、パブリックビューイング(P V )が行われ、金メダルを期待する市民約100人が平昌に向かって大声援を送った。金メダルが決まった瞬間、競技を見守っていた人たちは総立ち。「よくやった」「金だ」と歓喜に沸き、快挙を喜ぶ拍手が起こり、万歳をして栄誉をたたえた。市民ホールには「金メダルおめでとう」と書いた市職員手作りの横断幕が早速掲げられた。

 村岡選手の祖母鯨井和子さん(74)=行田市=もPVで孫の勇姿を観戦。悲願だった金メダルに「すごいことをやった。これも本人の努力。光栄で幸せです」と涙を浮かべ、言葉を詰まらせた。

 村岡選手と大学生の長男卓人さん(21)が小中学校の同級生という新美佐江さん(54)は金メダルを信じて応援。中学1年生のスキー教室から帰って来た卓人さんが「ももちゃんが一番スキーが上手でカッコいいんだよ」と話していた思い出を披露。深谷に戻ってきたら「頑張ったねでは済まないぐらい喜びたい」。

 小島進市長も「想像を超えた成績。暗いニュースが多い中、明るい話題を深谷から発信できた」と感無量の様子だった。

 村岡選手の母校、市立川本中学校(持田栄校長、生徒数316人)では14日夕、校内放送で金メダル獲得を生徒に報告した。2年生の今泉翔伍さんは「世界の大舞台でどのようにして努力して活躍できるようになったのか聞いてみたい」。木村拓海さんも「本領を発揮して金が取れてすごい。諦めないこと、頑張ることを学んだ」と話した。

 戸沢美貴さんは「私たちの誇り。すごい人が近くにいると思うと、感動を通り過ぎて動揺をしてしまいます」。村岡選手の壮行会に出席した藤原恵理さんは「村岡選手はキラキラ輝いていた。人生で嫌なことはたくさんあると思うけど、それにも負けず自分の夢に向かっていくところに憧れます」と話していた。

最終更新:3/15(木) 2:57
埼玉新聞