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公文書改ざんスキャンダルに支持率急落…安倍首相、自民党総裁3選に暗雲

3/14(水) 12:01配信

ハンギョレ新聞

支持率6%下落…まだ40%台を維持しているが さらに下落した際は打撃避けられず…秋の総裁選に悪影響

 公文書改ざんスキャンダルが直撃し、安倍晋三首相の自民党総裁3選続投の道に暗雲が立ち込めている。

 産経新聞は13日付で、10~11日に有権者を対象に世論調査を行った結果、内閣支持率が45%と先月よりも6%下落したと報道した。12日、NHKが発表した調査でも、内閣支持率は44%で前月より2%下がった。読売新聞調査でも、同紙の調査では5カ月ぶりに初めて50%以下(48%)に下がった。

 内閣支持率は昨年にも政府が安倍首相夫婦と近い大阪の私学法人森友学園に国有地を安値で売却する特恵を与えたという疑惑で下落したことがある。安倍首相の友人が理事長を務めている私学法人加計学園にも恩恵を与えたという疑惑まで起こり、昨年7月に「辞任危険」水準の29.9%まで下がった。

 安倍政権は昨年秋、北朝鮮ミサイルの脅威を強調する「北風」で危機を克服したが、最近、財務省が安倍首相に有利な方向に国有地売却に関連する公文書を改ざんしたというスキャンダルが起き、再び危機に陥った。国会の要求で、財務省は「本件の特殊性」などの特恵を暗示する文句を全て消し、安倍首相の夫人である昭恵氏が言及された部分も削除した文書を提出した。このように削除した文書の内容が300カ所以上にのぼる。

 スキャンダルの再点火に安倍首相の自民党総裁3選続投に赤信号が灯った。彼は今秋、自民党総裁選挙で3回当選し、2021年まで最長の首相の記録を立て、任期内に憲法も改正するという意志を見せてきた。野党は公文書を直した財務省の長である麻生太郎副首相兼財務相の辞任を要求している。2008年9月~2009年9月、首相を歴任したことのある麻生副首相は安倍首相の最側近であり、自民党の二番目の派閥である麻生派のトップだ。麻生副首相は辞任の意思はないと述べたが、名前を明かしていない自民党の中堅幹部は「辞任は当然だ」と話したと、朝日新聞が伝えた。日本経済新聞は自民党内では“安倍1強”体制に対する不満が広がっている中、内閣支持率がさらに大きく落ちれば、曖昧な態度を取ってきた派閥と党員らが安倍首相の対抗馬を支持する可能性があると報じた。

 野党は、麻生副首相が文書改ざん指示者として名指しした佐川宣寿元国税庁長官と安倍首相夫人の昭恵氏の国会召喚を要求し、攻勢を強化している。12日、立憲民主党や希望の党、民進党など6つの野党が開いた会議では「内閣総辞職が必要だ」という言葉が出た。13日、東京の首相官邸の周辺では市民たちが内閣総辞職を要求する二日目のデモを行った。

 しかし、野党支持率は安倍政府を脅かす水準に至っていない。NHKの調査で、第1野党の立憲民主党の支持率は10.2%にとどまった。与党の中で安倍首相と対立する石破茂議員は、交戦権を否定した日本国憲法第9条第1項自体を改正しようと、憲法に自衛隊の存在根拠を明示しようとする安倍首相よりもっと右傾化した主張をしている。

東京/チョ・ギウォン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:3/14(水) 12:01
ハンギョレ新聞