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【特集】「畳でオモテナシ」が人気 アイデア商品も続々

3/14(水) 15:10配信

MBSニュース

海外からの観光客が増えて日本文化の良さの一つとして畳が見直されています。一方でイグサの生産量は減っていて、畳文化を引き継いでいくためには時代にあった使い方、工夫が求められています。新たな取り組みで畳業界を引っぱる関西の企業を取材しました。

ホテルやカフェで“畳”

京都市の中心部にある「リーガロイヤルホテル京都」。ここにほとんど予約が取れない人気の部屋があります。ベッドの横には白と緑の畳が敷かれています。リーガロイヤルホテルでは初めての和洋室です。

「海外の方に畳文化を楽しんでもらいながらも、実際に寝るときは普段慣れているベッドでくつろいでいただけるように和洋室をつくりました」(リーガロイヤルホテル京都広報担当リーダー 片桐菜々美さん)

去年、清水寺の近くにオープンした「スターバックス京都二寧坂ヤサカ茶屋店」。この店の特徴は…

「日本家屋を改装したこちらの店舗では、2階にあがると畳の間が用意されています」(記者リポート)

全世界約2万8000店舗(1月25日時点)のうち、畳の上でくつろげるのはここだけだといいます。

「インスタグラムで知りました。畳の部屋でしゃべったりすることないんで落ち着きますね」(利用客の男性)
「とても個性的で日本のことがよくわかる。快適で家にいるようだわ」(タイから来た女性)

いま見直されつつある畳ですが、実は畳の材料となるイグサの収穫量はここ10年横ばいで伸びていません。農林水産省によると、去年は約8500トン、この20年で約5分の1にまで落ち込んでいます。

全国畳産業振興会の藤井健司会長は、いまこそ知恵を絞って畳の人気を支えなければと考えています。

「日本から畳がなくなることはないだろうと思うし、洋風のホテルに畳が入りだしたのは画期的なことだと思う。日本の消費者の方々にそれを見直してもらえないかなと。なぜそうなったのか」(全国畳産業振興会 藤井健司会長)

職人の働き方変え業績アップ

変化が求められる中、新たな取り組みですでに成功を収めている会社が関西にあります。兵庫県伊丹市にある創業85年目の畳製造販売会社「TTNコーポレーション」です。4代目の辻野佳秀社長。あいさつもソコソコに熱心に説明し始めます。

「畳屋だけにナチュラルなインテリアを畳と一緒に販売しています。(家具が)畳の上で使う用にすり足になっている。だから畳がいたまない。4本足だと1点に力がかかるので、畳の上で使うと畳がいたんでしまう」(TTNコーポレーション 辻野佳秀社長)

次に案内してもらったのは畳製造工場です。

「床暖房用の畳です。床暖房の和室に敷く畳で、熱を上げやすく薄く作っています」(辻野佳秀社長)

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最終更新:3/14(水) 15:10
MBSニュース