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国交省、ソラシドエアを厳重注意 乗務前の機長が一時倒れる

3/15(木) 8:59配信

Aviation Wire

 国土交通省航空局(JCAB)は3月14日、ソラシドエア(SNJ/6J)を厳重注意した。ソラシドの機長が乗務前に体調不良で一時的に倒れたが、一過性のものと自己判断して乗務していたことから、航空法が定めるパイロットの身体検査基準などに抵触するおそれがあった。

 機長が倒れたのは、2月24日。羽田発長崎行き6J39便(ボーイング737-800型機)に乗務する際、機材の到着をPBB(搭乗橋)で待っていたところ、体調不良で一時的に倒れ込んだ。その後すぐに体調が回復したことから、一過性のものと自己判断し、同便と折り返しの長崎発羽田行き6J42便に乗務した。機長とペアを組んでいた副操縦士は、機長の様子から乗務に支障はないと判断した。

 長崎に39便が到着後、機長は所属する運航乗員部に報告したが、部内では健康管理部門へ連絡したり相談するといった措置を取らず、引き続き乗務させた。

 ソラシドによると、同社でこうした事例が起きたのは初めて。機長が乗務した39便と42便は、通常通り運航を終えたという。同社の運航規定では、パイロットが体調に異常を感じた際は、運航乗員部の判断を仰ぐよう定めている。

 JCABは、機長が自己判断で乗務を続けたことや、同社によるパイロットの健康管理体制を問題視し、厳重注意した。

 宮崎空港に本社を構えるソラシドは、2002年8月1日に宮崎-羽田線の運航を開始。現在12機の737-800(1クラス174席)で、羽田-宮崎、熊本、長崎、鹿児島、大分線の羽田発着5路線、那覇-宮崎、鹿児島、神戸、中部、石垣線の那覇発着5路線の計10路線を運航しており、昨年就航15周年を迎えた。パイロットは116人。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:3/15(木) 8:59
Aviation Wire

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