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トルコ産鶏肉初輸入 インバウンド需要狙う 住友商事

3/15(木) 7:03配信

日本農業新聞

 住友商事(東京都中央区)は、今月からトルコ産鶏肉を国内商社で初めて輸入することに合わせ、小売りや外食バイヤー向けのPRイベントを東京都内で開いた。昨年9月の同国産の輸入解禁を受け、モモ肉を中心に冷凍品を日本市場に売り込む。ハラール対応工場で加工処理し、国内のインバウンド(訪日外国人)需要を狙う。初年度は6000トンの輸入を計画する。

 輸入はグループ会社の住商フーズ(東京都千代田区)が行う。同国産モモ肉は身が締まり、解凍時に肉汁が出にくい凍結方法を取るため、他国産よりうま味成分のアミノ酸含有率が高いという。小売価格は、輸入量が最多のブラジル産より高く、国産より安い位置付け。外食では4月から試験利用が始まる。

 ハラール対応の工場で処理していることをアピールし、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて訪日外国人の需要もにらむ。今後、同社だけで年間3万トンの輸入を目指す。同社は「現地の輸出余力は十分にある」(食材販売グループ)という。

 農水省によると、同国の鶏肉生産量は189万トン(14年)。2割が輸出向けで、中東地域に出回る。日本は、鳥インフルエンザなどの影響で輸入を禁止していたが、17年9月に解禁した。日本の鶏肉生鮮品の17年の輸入量は57万トン。ブラジル産42万トン、タイ産13万トン、米国産2万トンだった。

日本農業新聞

最終更新:3/15(木) 10:09
日本農業新聞