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彼女は風になった…平昌パラで村岡選手が金、母校・正智深谷高で感動 村岡選手がチェアスキーを始めた理由

3/15(木) 0:51配信

埼玉新聞

 平昌冬季パラリンピック第6日の14日、アルペンスキーは大回転が行われ、女子座位で埼玉県深谷市出身で正智深谷高出の村岡桃佳(21)=早稲田大=が金メダルを獲得した。今大会日本勢初の「金」。日本選手としては冬季史上最年少で頂点に立った。

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 村岡桃佳選手の金メダル獲得を受け、母校の正智深谷高校(深谷市)では「金メダルおめでとう」の横断幕を掲げるなど、歓喜に沸いた。3年間担任だった稲葉茂文教諭(41)は「悔しい思いをしたソチ五輪から4年。苦しい時期もあったと思うが、ようやく頂点に立った。言葉では言い表せないくらいうれしい」と、感慨深げに語った。 

 村岡選手がチェアスキーを始めた理由について「(車いす生活では感じられない)『風を感じることができるから』と話していたことが、きょうは彼女自身が風になっていた。あと1種目。最後まで納得のいく滑りを」と、全5種目でのメダルを目指す18日の回転に向けエールを送った。

 村岡選手は同校で初の車いすの生徒。一番学力が高い特別進学系のクラスに所属し、文武両道を貫いた。加藤慎也校長(49)は「何にでも一生懸命で、誰もが応援したくなる生徒だった。先日の卒業式では『努力力』(努力を継続する力)の大切さを生徒に話したが、彼女がまさにそれを体現してくれた」とたたえた。体育を教えた黒木千香教諭(33)は「何にでもチャレンジする生徒。本当にすごい」と感心しきりだった。

 在校生も先輩の快挙に感激しきり。深谷市の雨宮理奈さん(17)は「障害を乗り越えてかっこいい」、寄居町の吉田優司さん(17)は「すごい先輩」、熊谷市の泉田瞭さん(17)は「同じ学校として誇りです」と笑顔で話した。

最終更新:3/15(木) 0:51
埼玉新聞