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フェラーリからV8ハイブリッドが2019年に登場! 噂のSUVに搭載か!?

3/15(木) 5:00配信

Autoblog 日本版

フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長が、2019年にはV8ハイブリッドのパワートレインがマラネロから登場すると、英国の自動車メディア『Auto Express』による取材で認めた。同氏は「テスト用車両はほぼ完成している」と語ったものの、どのモデルに搭載されるかについては言及しなかった。

フェラーリのV8モデルといえば、ミドシップの「488」シリーズのほか、2016年に追加された4人乗りモデルの「GTC4ルッソ T」と、「カリフォルニアT」の後継として2017年に登場した「ポルトフィーノ」がラインアップされているが、いずれも発売されてから比較的まだ日が浅い。既存モデルのプラットフォームにバッテリーとモーターを搭載する可能性よりも、噂されているフェラーリ初のSUVまたはクロスオーバー車に、このV8ハイブリッドが搭載されてデビューすると予想する方が妥当だろう。
フェラーリのエンジニアたちが、どのような電動アシストを構築するのかは不明だが、マルキオンネ会長は、ハイパーカーの「ラ フェラーリ」(画像)よりも「一般的なハイブリッドになり、違った役割を果たすことになる」と仄めかしている。つまり、燃費の改善よりもパフォーマンスの向上を目的に開発されたラ フェラーリの運動エネルギー回生システムとは、違う意図で採用されるハイブリッドになるという意味だろう。マルキオンネ会長はまた、先日開催されたジュネーブ・モーターショーで英国BBCの『トップ・ギア』によるインタビューに答え、「ハイブリッドという要素はラ フェラーリの頃よりもパワートレインの主力になるだろう」と述べている(このインタビューで同氏は、現在のフェラーリ製GTカーのデザインには満足していないこと、そして「250 GTO」再生産の可能性も示唆した)。つまり、外部から充電可能で、電力のみによる走行も可能なハイブリッドの採用が考えられる。

もし、2019年にこれらの予想が的中したら、フェラーリのSUVはライバルたちに戦略の転換を迫ることになるだろう。例えば、ベントレー「ベンテイガ」やランボルギーニ「ウルス」は強力なパワートレインで高性能SUVの地位を確立したが、ベンテイガは既にプラグイン・ハイブリッドを登場させ、ウルスも同様の計画を予定している。これらが直接的な競合を新たに迎えることになるのだ。

2020年には排ガス規制が更に厳しくなることを考えると、ハイブリッドSUVというのはメーカーとしても賢い選択だ。この規制は年間1万台以上の車両を販売する自動車メーカーに課せられるもので、フェラーリの昨年における販売台数は約8,400台に留まっているが、SUVを発売すれば同社の販売台数が1万台を突破することは確実だ。比較的多数の販売が見込まれるこのSUVにハイブリッドを採用すれば、CO2排出量のメーカー平均値を低減することに貢献するだろう。

もちろん、マルキオンネ会長の言葉は消しゴムで消せるように鉛筆で書き留めておかねばならない。ほんの2年前の2月、フェラーリのSUVについて質問されたマルキオンネ会長は「フェラーリのSUVだって? まずは私を撃ち殺してからにしてもらおう」と答えたのだ。そして同年の11月には「2019年から販売されるフェラーリ全車に何らかのハイブリッド要素が搭載される」と発言している。ところが最新の発言では、それらの計画が変わったことを意味しているのだ。『Auto Express』によれば、マルキオンネ会長は「来年は内燃エンジンのみを搭載したさらに多くのフェラーリが登場する」と語ったという。また、2年前に同氏はロイターに、日常的に使えるモデルを準備しており、それにはハイブリッドV8が最適だというようなことも述べている。


By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Autoblog Japan Staff

最終更新:3/17(土) 3:05
Autoblog 日本版