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アストンマーティン、新型「ヴァンテージ」にメルセデスAMG製の直列6気筒エンジンを採用か?

3/15(木) 10:00配信

Autoblog 日本版

アストンマーティンがメルセデス・ベンツの新しい直列6気筒エンジンに目を付けたようだ。この英国の名門自動車メーカーは現在、「DB11」や「ヴァンテージ」にAMG製V型8気筒エンジンを採用している。同様に、「メルセデスAMG CLS 53 」などに積まれている3.0リッター直列6気筒をAMGから供給してもらい、自社のGTに搭載することを考えているようなのだ。ただし、アストンはその時期やどのモデルに搭載するかについては言及していないし、本当にドイツ製直列6気筒を使うかどうかも、まだ正式に発表されたわけではない。しかし、もしこのエンジンが英国に渡れば、1999年型の「DB7」以来、久しぶりに直列6気筒がアストンマーティンに復活することになる。
メルセデス・ベンツのエンジンをベースに、AMGがチューニングと組み立てを行うこの3.0リッター直列6気筒エンジンは、ターボチャージャーとそのターボラグを解消するための電動コンプレッサーを備え、最高出力435psと最大トルク520Nmを発揮する。さらに48V電装システムを使った「EQブースト」と呼ばれるマイルド・ハイブリッド・システムが、16kW(約22ps)の出力と250Nmのトルクを一時的に加えることが可能だ。


メルセデス・ベンツの試験コースを走行後、アストンマーティンのチーフ・エンジニアであるマット・ベッカー氏は、そのパワー・ユニットについて「とても複雑でクレバー」と表現した。また「非常に感銘を受けるエンジンだ」とも述べており、アストンでこのエンジンを使用する可能性を示唆している。現行型ヴァンテージのエンジン・ベイは、既にアストンマーティン自社製の5.2リッターV12エンジンが搭載できるように設計されているので、直列6気筒を組み込むことも、それほど難しくないだろう。

このエンジンがV8に替わってヴァンテージに搭載されるチャンスはありそうだ。しかし、現行型ヴァンテージの4.0リッターV8エンジンは最高出力510psと、メルセデスAMG 53を上回る。ベッカー氏によれば、彼のエンジニア・チームはAMG製エンジンの性能曲線を「必ずしも興味本位で改変することはしない」と語っている。おそらく導入の決断に至るには、AMG自身が直列6気筒の出力を向上させるまで待つことになるだろう。ヴァンテージの顧客がシリンダー2本と75psの減少を受け入れるとは考え難いからだ。それよりもアストンマーティンが直列6気筒を搭載したヴァンテージを、現在よりも低価格のエントリー・モデルとして新たに設定する可能性の方が高い。そうすれば、同社の平均排出ガス削減にも貢献するだろう。さらに中国のような排気量3.0リッター以上に重い税金を課す市場でも有利になる。


By JONATHON RAMSEY
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

Autoblog Japan Staff

最終更新:3/17(土) 3:05
Autoblog 日本版