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雪捨て場が解けたらごみ大量 高岡・千保川

3/15(木) 5:00配信

北日本新聞

■万葉埠頭は10メートル雪山 市は撤去急ぐ 

 今冬の大雪で高岡市の雪捨て場は、雪解けとともに大量のごみが現れ、市が対応に追われている。除雪の際に紛れ込んだとみられ、市中心部の千保川ではコンクリートブロックが幾つも見つかった。4月にゴムボートを使ったクルーズイベントが予定されており、関係者は安全面への影響を危惧する。万葉埠頭(ふとう)の雪捨て場は依然多くの雪が残る。雪とともに運ばれてきた土砂の撤去など雪捨て場の原状回復も必要で、市は順次処理する方針。(高岡支社編集部・柵高浩)

 高岡市木津と清水町を結ぶ南星橋そばの千保川の雪捨て場は、約100メートルの範囲で駐車場の車止め用ブロックが少なくとも50個沈み、スコップや廃材なども確認できた。千保川をきれいにする会(横越啓子代表)によると、これまでも雪解け後にごみが残されることはあったが、今シーズンは特に多いという。

 4月14、15の両日には千保川沿いのサクラを楽しむクルージングイベントが行われる。横越代表は「地元のイベントを安全に楽しんでもらうため、住民も清掃に取り組みたい」と語る。市は、イベント前までに川に残されたごみの撤去を行うという。

 市内に雪捨て場は11カ所あり、今冬は大雪の影響で3カ所が満杯となった。千保川ではさらに下流の内免と五福町をつなぐ地子木橋近くの雪捨て場で、雪とともに運ばれた土砂が堆積し撤去が必要な状況となっている。例年シーズン終了後に1度行うが、今シーズンは近く2度目の作業を行う予定だ。

 各地から雪が運ばれた万葉埠頭にある伏木湊町の雪捨て場は、現在も高さ10メートル近い雪山がそびえる。市は4月も雪捨て場としての利用を延長する考え。今は業者に依頼して山を崩しながら雪解けを待つ状況だ。市役所伏木支所の竹沢修支所長は「これだけの多い雪は記憶にない。5月の伏木曳山(ひきやま)祭りでは駐車場として使われるので早く解けてほしい」と言う。

 厳しい財政状況の中、雪解け後の負担が市の財政に重くのしかかる。市土木維持課の橘茂徳課長は「どの雪捨て場も原状回復が基本になる。状況を確認した上でしっかりと対応したい」と話している。

北日本新聞社

最終更新:3/15(木) 5:00
北日本新聞