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鹿児島は「家族湯」大国だった! 県内150カ所以上、アパートのような入り口も… 発祥は西郷どんの湯?

3/20(火) 7:00配信

withnews

 東京出身の記者が鹿児島に転勤してから、はまった温泉。でも、ずっと気になっている看板がありました。「家族湯」。家族で入るお風呂?? 聞いてみると、家族や友人、カップルなどで貸し切り風呂のように使える温泉のことで、専用の日帰り施設もある。西郷隆盛といった偉人も通った鹿児島の温泉地がどうやら発祥らしい。県民には当たり前の存在のようですが、県外、特に九州以外ではあまりお目にかかれません。記者が家族湯を巡りながら、県内に150以上あるという家族湯のナゾを探りました。(朝日新聞鹿児島総局記者・島崎周)

【写真特集】これが「家族湯」だ!こだわりの施設・アパートのような入り口も… ドアを開ければ楽しい世界

最初はおそるおそる…あれ?普通のお風呂?

 取材のきっかけとなり、記者が初めて入った「家族湯」は、鹿児島市の「一本桜温泉センター」。年中無休の24時間営業で、夜遅いけどゆったりお湯につかりたいと思っていた時で、都合がよかったです。

 大浴場のほかに12の家族湯があります。たまたまその日に空いていたのは、1時間で2200円の家族湯。1人で利用すると少し高く感じますが、数人で入れば安いですよね。

 ドアが並ぶ廊下を歩き、教えられた部屋におそるおそる入ってみると、1畳ほどの脱衣所。奥に湯船が見えて……あれ?! 普通のお風呂? ジェットバスがついたバスタブにお湯が入っています。

 でも、ドアを開けると一気に、温泉らしいむわっとした熱気に包まれました。1人で入ると少しさみしいかもしれませんが、独り暮らしをする自宅の風呂よりも広いうえに、プライベートな空間で、温泉に入れます。お湯の温度も自分で調節できて、1時間ゆったりと過ごすと、疲れがすっかり癒やされました。

鹿児島県内に150箇所以上ある

 鹿児島県内の温泉を紹介するウェブサイト「鹿児島温泉観光課 六三四城」を見ると、家族湯は150カ所以上ありました。そんなに多いなら、できるだけいろんな家族湯に入ってみたい! ついでに調べてみよう(笑)と思い立ったわけです。

 「家族湯」あるいは「家族風呂」。家族連れや友人、カップルなど小規模な単位でお風呂を貸し切りにして温泉を楽しむ場所です。これだと、旅館の宿泊客らが利用できる貸し切り風呂のようなイメージだと思いますが、鹿児島の家族湯の特徴は、日帰り専用の家族湯の施設があるということなんです。料金はほとんどが時間で設定されていて、数百円から数千円まで様々です。

 全国の温泉に詳しい「温泉ソムリエ協会」の家元・遠間和広さんによると、家族湯専用の日帰り温泉施設は、九州以外では珍しいようです。大人数が一度に入る大浴場と違い、客ごとに湯も新しく入れ替えることから、「湧水量が多い温泉地でないと経営が難しい」といいます。

 では、いったいどのようにして「家族湯」はできたのでしょうか。調べてもなかなか文献は見つかりません。温泉に詳しい方にお知恵をかりて、家族湯の発祥の地と思われる温泉地を見つけました。

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最終更新:3/20(火) 7:00
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