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義父が新婦にキス? 中国で結婚式盛り上げる風習がエスカレート、批判続出

3/18(日) 18:25配信

CNS(China News Service)

【東方新報】中国の結婚式には昔から、「婚鬧(Hunnao)」と呼ばれる風習がある。結婚式を盛り上げるために、新郎新婦の親戚や友人たちが、結婚する二人をからかうのだ。にぎやかでないと、まるで祝福してくれる人が少ないみたいでみっともないのだという。

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 しかしこのところ、各地で行われる「婚鬧」が物議を醸している。2月には「新郎の父が酒に酔って結婚式場で新婦に無理やりキス」という動画が拡散された。貴州省(Guizhou)では「婚鬧」が原因で新郎が障害が残る大けがを負ったとして、友人3人が損害賠償を請求された。

  専門家は「『婚鬧』の粗野な風習は今すぐ廃止するべきだ。伝統も時代に合わせ、社会で受け入れられる形に変える必要がある」と指摘する。

 ■新郎の父、新婦に無理やりキス?

 江蘇省(Jiangsu)塩城市(Yancheng)で2月に行われた結婚式の一場面。新郎の父は新婦の肩に手を回し、舞台に向かって歩いていた。司会者が「新婦は『郷に入っては郷に従え』をわきまえている」と紹介すると、新郎の父は新婦を突然抱きしめ、キスをするような動作を取った。

 この動画は、インターネット上で議論を引き起こした。当事者である新婦の義父は後日、法律事務所を通しコメントを発表。「特別な場所や雰囲気の中で、塩城の風習として、新郎の父として新婦にキスをするような動作をしたが、実際にはするふりをしただけだ。出席している親戚や友人たちの期待もあり、雰囲気を壊さないために取った行動だった」と弁明した。

 ■新郎が大けが、後遺症に

 貴州省遵義市(Zunyi)で2016年12月に行われた結婚式で、新郎は友人3人と一緒に新婦を迎えに行く途中で、手足をテープで縛られた。バランスを失った新郎は地面に倒れこみ、顔面を強打して骨折。後遺症は障害認定された。新郎の男性は今年1月、友人3人を相手取って損害賠償を請求し、最終的に10万7200元(約180万4958円)の慰謝料が認定された。

 行き過ぎた例は、ほかにもある。今年2月に撮影された別の動画では、結婚の儀式で、新郎新婦が両親にひざまずいてあいさつをしようとした時、男がしゃしゃり出て新婦の首を押さえつけ、無理にひざまずかせようとした。怒った新婦が男に平手打ちを食らわすと、周囲の人たちが「たたいてはだめ、からかっているだけだから!」と新婦をなだめていた。

 ■専門家「新旧の風習の融合が必要」

 北京民俗協会の高巍(Gao Wei)秘書長は、「『婚鬧』は古代、花嫁をさらった誘拐婚と関係しており、多くは粗野な風習だ。『婚鬧』にかこつけて、本来は許されないことをやってしまう人が一部いることも否定できないので、廃止すべきだ。そのためには政府や専門家の指導、メディアを通じた宣伝などを通し国民に周知するなどして、伝統風習の良い要素は残したまま、現代のライフスタイルに合った方法を模索すべきだ」と話している。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。