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新入社員、最初の1か月どう乗り切るか!映画にヒントが?

3/19(月) 21:00配信

シネマトゥデイ

 この4月から社会人デビューする人も多いだろう。もしかしたら想像していた仕事内容とあまりにも違っていたり、自分の仕事のできなさに愕然としたり、とショックなことも多々あるかもしれない。そんな時、「また明日も頑張ろう!」と思わせてくれるお仕事映画をピックアップした。(文:桑原恵美子)

満足のいくものなんて、そんなに作れるもんじゃない

『ラヂオの時間』(1997)

 自作の脚本が初めてラジオに採用され、脚本家デビューすることになった平凡な主婦・鈴木みやこ(鈴木京香)。期待に胸を弾ませてスタジオで待機するが、出演者たちのワガママで、生放送中に脚本を勝手にどんどん変えられてしまう。設定が変わるたび、行き当たりばったりに苦し紛れの奇策を思い付くスタッフの奮闘が笑いどころだ。

 「もう、わたしの名前をクレジットからはずして!」と泣き出すみやこに、プロデューサーの牛島(西村雅彦)は言い放つ。「満足のいくものなんてそんなに作れるもんじゃない。妥協して、妥協を重ねて作っている。それでも、いつかはみんなが満足するものを作れると信じているんだ」。

 確かに仕事は互いのエゴのぶつけ合いであり、妥協の連続でもある。だけど、そうした妥協から奇跡のように生まれるものもある。妥協の産物であるこの珍妙なラジオドラマを運転中に聞いてハマり、結末に号泣するトラック運転手(渡辺謙)の姿がそう思わせてくれる。

また別のてっぺんめざそうぜ。てっぺんなんて、星の数ほどあるからな

『帝一の國』(2017)

 仕事には競争がつきものだが、最初のうちはそれがつらいと感じるかもしれない。総理大臣になって己の国を作り上げるという野望を持つ赤場帝一(菅田将暉)にとっても高校生活は、生徒会長になるための競争の場だった。そこで入学早々に生徒会長の最有力候補の氷室(間宮祥太朗)に接近し、彼のカリスマ性を利用して、陰謀渦巻く修羅の選挙戦を巧妙に勝ち抜いていく。

 リアルな総裁選挙顔負けの真剣さだが、「マイムマイム戦法」(音楽がかかると踊ってしまう心理を利用してダンスの輪の中央に立ち、“官軍”であるイメージを植え付ける)など、真剣さと比例して笑いがさく裂する。終盤、選挙で敗れて絶望した氷室は、屋上からダイブ。命拾いした彼に駆け寄ったのは、氷室の汚い選挙戦略をいさめてけんか別れした幼ななじみの親友。彼は氷室に言う。「また別のてっぺん、目指そうぜ。てっぺんなんて、星の数ほどあるからな」。

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最終更新:4/16(月) 12:32
シネマトゥデイ