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【特集】寝ている間に“視力改善” 子どもにも解禁、その効果は?

3/21(水) 15:18配信

MBSニュース

レンズをつけて5、6時間寝る

2年前から徐々に視力が落ち始めたという奏翔君。スマホゲームに熱中するようになって一気に近視が進みました。

Q.1日どれぐらいゲームする?
「2時間ぐらい」(都竹奏翔君)
Q.トランポリンとゲームどっちが好き?
「トランポリンです」

黒板の字も見えづらくなっていたそうですが、トランポリンをしているため、メガネやコンタクトをすることには抵抗があったといいます。

「コンタクトだと日中乾いたり取れたりすることもあるのかなと。トランポリンを続けて上に行くためには、もっと難しい技をしないといけない。そのときにちゃんと見えてるほうが安全なのと、確実に技ができるかなと思った」(母・知佳さん)

そこで出会ったのがオルソケラトロジーだったのです。寝る前に装着するのは奏翔くんの角膜の形に合わせたレンズ。取り扱い方法は普通のハードコンタクトレンズとほとんど一緒です。

Q.痛くない?
「はい。はじめは違和感があったけど時間が経っていくうちに慣れた」(都竹奏翔君)

このまま5、6時間寝ることで角膜の形が一時的に矯正され視力が回復するのです。

効果と注意点は?

最近ではスマホが普及した影響などで近視の子どもの数は増えていて、中学生では半数以上にのぼっています。

近視や乱視が強すぎる場合などはこの治療が適さないそうですが、クリニックでは20歳未満の患者48人のうち8割以上の人の視力が大幅に改善しているといいます。保険適用外のため、両目で11万円ほどと高額ですが人気です。

「マスクでメガネがくもったり、汗でずり落ちることがなくなった」(0.1から1.5に改善した女子生徒(15))

また中内医師によると、オルソケラトロジーレンズを使うことで近視の進行が抑制できたという報告が多くあるそうで、近視が進みやすい子どもの時期に治療する効果は大きいと考えています。

「オルソケラトロジーが一番、近視の進行抑制に強い治療法だと思います。近視が進行してしまうと裸眼で生活できなくなってしまうような強い近視になる人があります。10歳から20歳ぐらいまでの近視が進みやすい年齢の子どもには、近視進行抑制のためにオルソケラトロジーをすればいいのではないか」(中内一揚院長)

一方で注意点もあります。

「角膜を押さえる治療になるので表面に傷がつくことがある。あまりずさんな管理をする人には向いていない。傷がつくと感染症を起こす可能性もあるので、治療をやめないといけない人も出てきます」(中内一揚院長)

そのため定期検診は欠かせません。トランポリンでさらに難易度の高い技を目指す都竹奏翔君も月に1回診てもらっています。

「視力が戻ってトランポリンでも見やすくなって技を確認するのがわかりやすくなったのでいいと思いました」(都竹奏翔君)
Q.将来の夢は?
「オリンピックで金メダルをとることです」

選択肢が広がった子どもの近視治療。奏翔くんの未来は「視界良好」のようです。

MBSニュース

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最終更新:3/21(水) 15:18
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