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渡邊雄太、田臥以来のNBA入りの可能性は?“日本期待の星”の真の評価と課題

3/22(木) 19:10配信

VICTORY

“日本バスケットボール界期待の星”と呼ばれ、アメリカ大学バスケの最高峰、NCAA1部で活躍を続けてきた渡邊雄太。卒業を控え、日本では田臥勇太以来となるNBAプレーヤー誕生を期待する声もあがっているが、実際のところ現地アメリカではどう見られているのだろうか? NBAで活動する代理人、スカウトの言葉とともに、渡邊への真の評価、そして課題を紐ひも解きたい――。(文=杉浦大介)

目標としていた“マーチ・マッドネス”への出場は叶わなかったが…

現在のアメリカでは、すべてのカレッジ・バスケットボーラーの夢であるNCAAトーナメントが盛大に行なわれている。NCAAディヴィジョン1に属する68チームが参加し、全米を舞台に開催される大学バスケの優勝決定戦だ。

バスケットボールファン以外も巻き込み、尋常ではない盛り上がりを見せることから通称“マーチ・マッドネス(3月の狂気)”と呼ばれる。母校、地方愛に根ざした応援合戦が繰り広げられるがゆえに、日本の高校野球の甲子園に例えられることも多い。アメリカでは大統領が公に優勝予想を公表するほどだから、その熱気は甲子園よりもNCAAトーナメントの方が上といっていいだろう。

過去4年間、この大会への出場を最大の目標に掲げてプレーを続けた日本人プレーヤーがいる。ジョージ・ワシントン大学で活躍した渡邊雄太だ。

“日本バスケットボール界期待の星”と呼ばれる渡邊は、1年生からジョージ・ワシントン大の主力として活躍。最上級生となった今季は平均16.3得点、6.1リバウンドという堂々たる数字をマークし、A-10カンファレンスのディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー(最優秀守備選手)に選ばれた。

渡邊の頑張りも及ばず、この4年間のジョージ・ワシントン大は“マーチ・マッドネス”への出場は叶わなかった。過去3年は惜しくも届かず、今季もNCAAトーナメントに直結するA-10カンファレンス・トーナメントの2回戦で惜敗。最後は右足首を故障してコートに立てなくなるというという残念な形で、渡邊はアメリカでの学生生活を終えた。

これまで常々“マーチ・マッドネス”への出場を目標に掲げていただけに、渡邊の中に悔恨は残るはずだ。ただ、だからといって23歳の日本プレーヤーのキャリアが終わったわけではもちろんない。むしろ、まだ始まったばかりだ。

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最終更新:3/23(金) 11:47
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