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「同い年の藤井六段に迫りたい」 詰将棋解答選手権へ意気込む/生平さん(八戸)

3/24(土) 10:38配信

デーリー東北新聞社

 青森県八戸市立第三中3年の生平(おいたいら)大悟さん(15)が、25日に東京都内で行われる「第15回詰将棋解答選手権」の最上位クラス「チャンピオン戦」に出場する。プロの世界で快進撃を続け、“時の人”となっている藤井聡太六段(15)もエントリー。今回が5回目の挑戦となる生平さんは「最高順位を更新し、藤井六段に迫りたい」と同クラス3連覇中の同い年との“対戦”に向け、意気込む。

 詰め将棋は、勝敗が決する最終盤の「詰み」の部分を問題化したもので、将棋の上達法の一つとして浸透している。

 同選手権は藤井六段が注目されるきっかけとなった大会で、チャンピオン戦は最大39手で詰む難易度の高い10問に挑戦し、正解した問題数とタイムで順位が決まる。

 参加資格にプロアマの区別はなく、毎回約100人が参加するが、半数近くはプロ棋士やプロ養成機関「奨励会」の在籍者だ。チャンピオン戦は、プロ棋士でも全問正解が困難なレベルで、藤井六段も1度しか達成していない。

 生平さんが将棋を覚えたのは小学1年生の時。同時に詰め将棋にも関心を持ち、のめり込んでいった。「難題を考え抜いて、答えが分かった時の充実感が心地よい」と魅力を語る。

 同学年の藤井六段とは、小学2年生の時に全国大会で対局したことがあり、敗れた。生平さんは「プロになってこんなに活躍するとは思わなかった。対局した記録を残しておけばよかった」と、苦笑いしながら当時を振り返る。

 その後、藤井六段が奨励会に進み、プロとアマに分かれたため、2人が直接対決する機会はなくなったが、同選手権を通じてのつながりは続いている。

 生平さんは、2014年の第11回から毎年出場。最高成績は、16年に行われた第13回の22位。この成績はプロ棋士と互角以上であることを証明している。しかし、16年10月にプロ入りし、詰め将棋でも圧倒的な強さを誇る藤井六段との差は縮まらない。

 昨年の選手権で2人は会場で一緒だったが、当時の藤井六段は、公式戦新記録の29連勝に向け快進撃を続けていた最中。生平さんの目には「別世界の人」に見えたという。

 今回、藤井六段は名古屋市内の会場から参加するため別々になったが、生平さんは「他にもたくさんプロ棋士が出場する。その中で自分の力を試せるのはいい刺激」と、本番が待ち遠しい様子だった。

 生平さんは、4月から県立八戸高に進学。全国高総文祭での団体優勝を目標に掲げる。大会後は詰め将棋で培った実力を生かし、高校棋界の頂点を目指す。

デーリー東北新聞社