ここから本文です

自動運転車で初の死亡事故、どう考える? 開発に影響は?

3/29(木) 8:00配信

THE PAGE

 完全自動運転システムの商用化は時間の問題と言われる中、自動運転車による初の死亡事故が起こってしまいました。これはどう考えればよいのでしょうか。

 配車アプリ大手の米ウーバーテクノロジーズの自動運転の試験車両がアリゾナ州で歩行者をはね、死亡させるという事故を起こしていたことが明らかとなりました。

 事故が起こったのは18日の夜で、歩行者が車道を渡っていたところ、自動運転を行っていたウーバーの車両が歩行者をはねました。歩行者は病院に搬送されましたが、死亡が確認されたそうです。

 事故発生当時、車両は自動運転で走行中でしたが、監督者が乗っていました。非常時には監督者が操作できる状況だったそうですから、最終的な責任は監督者となる可能性が高いでしょう。ただ、監督者が最善を尽くした上での事故だった場合、自動運転システムであっても人間と同様のミスを犯すことがはっきりしたということになります。

 仮に自動運転システムがミスをするとしても、人間よりもミスが少ない、あるいは、人間と異なり、経験を積んで改善できるのであれば、自動運転に対する不信感が増大することはないでしょう。しかしながら、仮に避けられない事故だったとしても、実際に死亡事故が発生したという事実は重くのしかかります。

 独BMWのように、今回の事故によって自動運転の試験を中止することはないと表明するメーカーもありますが、トヨタは今回の事故を受けて米国での試験を一時中止することを決めています。何らかの形で自動運転システムの開発に影響が出てくる可能性は否定できないでしょう。

 ちなみにトヨタは自社で自動運転システムの開発を進めていますが、一方でウーバーとも提携関係にあります。ウーバーが開発している自動運転システムは、トヨタも導入を検討しており、ライドシェア向けのトヨタ車にはウーバーのシステムが搭載される可能性があります。今回の事故は、トヨタの今後の戦略にも影響を与えることになるかもしれません。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:4/3(火) 5:55
THE PAGE

Yahoo!ニュース特設ページ