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世界中で話題の三国志・曹操の遺骨の新発見報道に考古研究院が困惑

2018/3/29(木) 12:24配信

BuzzFeed Japan

中国・河南省安陽市にある「曹操高陵」の墓から発掘された遺骨が、三国志の曹操のものだと“確認“された、という情報が世界中で話題になっている。【BuzzFeed Japan / 山光瑛美】

【写真】絶対に行かないほうがいい。中国に行くべきではない、17の証拠

2009年に河南省文物局が曹操の墓と発表して以来、長年の間巻き起こっていた真偽論争。今回やっと真相に近づいたのではと、世界が注目した。

しかし、文化財の保護・管理をしている河南省文物考古研究院は、この情報は「新しい発見ではない」と断言している。一体どういうことなのだろうか。

ことのきっかけは、中国のネットメディア「澎湃新聞」の報道だ。

3月25日に掲載された「曹操の墓に新たな進展、曹操の遺骨と大筋において確認」という見出しの記事で、河南省文物考古研究院が「曹操の遺骨の発見を大筋で確認した」ことが要点だと述べている。

この記事をきっかけに、中国国内だけではなく台湾や香港、日本、マレーシア、イギリスのメディアでも、「曹操の墓が発見された」「曹操の遺骨が確認された」などといった主旨の記事が拡散していった。

Newsweekも台湾の英文メディア「Taiwan News」を引用して報じている。

日本では、香港BSが報じた27日の記事がネット上で拡散し、Twitterのトレンドランキングにも載った。

この騒動を受けて、河南省文物考古研究院は声明文をSNS「微博」に投稿した。

「突然、『曹操高陵の重大発見、遺骨が確認された』というニュースが大手メディアで溢れ始め、ネット検索で一位になっていたりした。私たちは、まったくわけがわからない状況だ。

曹操高陵に関する公式の報告は下記の通り:遺骨は2009年に発掘・出土されたもの。これがどのようにして新発見になったのだろうか?この噂を広めているメディアの編集者には、もっと頼りになれるようになってほしい。質問がある方は、発掘の短報を参考にしてください」

つまり、曹操の遺骨は2009年時点で発見されていたというのだ。

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最終更新:2018/3/29(木) 13:51
BuzzFeed Japan

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