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J1広島のサッカー場建設地、決定が難航 3候補地 住民合意などに課題

3/29(木) 23:36配信

山陽新聞デジタル

 J1サンフレッチェ広島の新しい本拠地となるサッカースタジアムの建設地決定が難航している。広島県と広島市、広島商工会議所が広島みなと公園(同市南区)、サンフレッチェが旧市民球場跡地(同市中区)を推して意見がまとまらず、4者協議で2016年9月、同跡地近くの中央公園広場(同)が候補地に加えられた。だが、同広場の地元住民から「一帯のまちづくりの方向性が見えない」などとして撤回を求める声が上がり、地元との協議の進展が見通しにくい事態になっている。

 「候補地から外すこと」―。2月14日、中央公園広場周辺の住民代表でつくる「基町の明日を考える会」の徳弘親利会長ら4人が市役所を訪れ、松井一実市長に要望書を手渡し、撤回を求めた。

 同会は17年1月、同広場周辺の騒音や交通渋滞への対策など疑問点をまとめた質問書を市などに提出。市はこれまでに2回、地元の会合で質問書に回答してきたが、反対の声は根強い。同会によると、要望書とともに提出した反対署名は約1400人分で、今後さらに増える見通しという。

4者協議

 スタジアムの候補地は、サンフレッチェなどからの建設の要望を踏まえ、県と市、商工会議所、県サッカー協会が、学識経験者らによる検討協議会を13年6月に設置して選定を開始。協議会の提言(14年12月)はみなと公園と球場跡地の2カ所を候補地に挙げた。

 これを受けて県、市、商工会議所が15年7月に出した方向性は「みなと公園が優位」。整備費が球場跡地に比べ少額なほか、敷地が広く他の機能を併設しやすいことなどが理由だった。しかし、16年3月にサンフレッチェが「みなと公園はアクセスが悪く、採算が取れるだけの集客が見込めない」などとして球場跡地を推し、平行線をたどった。

 事態打開へ4者協議で浮上したのが、協議会の審議では候補地から外れていた中央公園広場だった。

 「中央公園広場は190億円程度」。市は17年12月の市議会都市活性化対策特別委員会で、同広場での概算事業費を示した。3候補地のうち最も多額な球場跡地の約260億円に比べ70億円節減できる計算だ。

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