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男性同士の「熱愛発覚」をネタにするのは差別なのか レバンガ北海道の投稿に物議

2018/4/2(月) 17:10配信

BuzzFeed Japan

プロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」が4月1日のエイプリルフールに合わせて、男性選手同士の熱愛が発覚したという、うその週刊誌面を公式Twitterに投稿し、物議を醸している。同性愛や、本人の同意なしにセクシュアリティを暴露する「アウティング」をネタにするべきではないと批判されたなか、当事者からは「腫れ物扱いしないでほしい」と冗談を受け入れる声も上がっている。【BuzzFeed Japan / 伊吹早織】

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男性選手同士の「熱愛発覚」をネタに

問題となったツイートは4月1日、レバンガ北海道のエイプリルフール企画の一環として、公式Twitterに投稿された。

週刊誌の誌面を模した画像には、同チームの多嶋朝飛選手と関野剛平選手がプライベートで手を繋ぐ様子を激写したような写真とともに、「多嶋・関野、熱愛発覚!」という見出しの架空の記事を掲載。

クラブの見解として、「一部週刊誌に報道されました件につきまして、両選手からは『相手は仲の良い友人の一人』と聞いておりますことをご報告いたします」と、嘘のコメントも書かれていた。

他にも、選手がストレスで激太りした、女優風のロングヘアにイメチェンした、帰国子女なのに英語教室に通っていることが発覚した…など計7種類のうそを、同じように週刊誌面風にして投稿した。

ネタにしてもいいのか?賛否両論

「熱愛発覚」の投稿には、男性同士の恋愛や、本人が公にしていないセクシュアリティを勝手に暴露するアウティングの行為を、エイプリルフールのネタにすることに対して、さまざまな批判が寄せられた。

「私たちのようなゲイは、エイプリルフールのネタにされる存在なのでしょうか…」

「このネタは同性愛が「ありそうもない」ネタとして消費されることで、同性愛を否定するという暗黙のメッセージを伴ってしまいます」

「未だ同性愛差別があり、アウティングが当事者の生活に致命的な影響を与えるような、またそのため同性愛を隠して生きなければならない人がほとんどである今の社会で、これを『エイプリルフールのネタでした』とやるのは、全然笑えない」

「現役選手やBリーグを目指して頑張っている中高生に同性愛者が何人もいること、想像できなかったの?」

その一方で、当事者などの中には「ネタが差別的だと過剰に批判されることの方が傷つく」「腫れ物にして欲しくない」など、問題視する必要はないという意見も多く見られた。

「オレ、ゲイだけど、これ、すごく好印象だよ。むしろゲイに差別感ないってことだと思う。本当にアンタッチャブルなことは言えない。こういうこと言っても『差別だ!』とかいわない世界を求めてる」

「一当事者としては、このツイートを見て『ホモフォビアだ!同性愛差別だ!』って過剰反応される方がよっぽど傷つくなあ。一部を除いて大半の同性愛者は、優遇されたり特別視されたいんじゃなくて『自然に』『普通に』受け入れてほしいんですよ多分」

「普通に男女混合の組織の中で『実はこの人とこの人は付き合っていたのです!』というネタとなんら変わりない物だと思います。過剰に反応し過ぎている事が、もっとLGBTを孤立させる気がしてしまいます」

「抗議している人達は同性愛者をどういう存在にしたいんだろうな?腫れ物や常に気を使わなければならない存在?俺はそんなの望んでないけどなぁ』

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最終更新:2018/4/2(月) 17:42
BuzzFeed Japan

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