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県内各社で入社式

4/2(月) 11:19配信

北日本新聞

 県内の多くの企業が2日、入社式を開いた。経営トップはそれぞれの訓示の中で、国内外の経済を取り巻く環境の変化を踏まえ、顧客から「信頼」を得ることの大切さを訴えるとともに、新たな発想と行動力で「挑戦」することを求めた。若い世代には働きやすい環境を求める声が強いことから、職場の改善や「ワークライフバランス(仕事と生活の両立)」に関する言及もあった。 


◆エネルギー◆
 電力小売り自由化以降、さまざまな企業が参入し、電力業界の競争は激しさを増している。北陸電力の金井豊社長は「時代の変化に柔軟に対応し、競争を勝ち抜くことが求められている」と訴えた。

 今月からの一部電気料金値上げについては、競争環境や契約者への影響を考慮して値上げ幅を最大限圧縮しているとした上で「今後も効率化と収益拡大に向けた不断の努力が必要になる」と強調。原子力規制委員会で、敷地内の断層の活動性が検討される志賀原発2号機(石川県志賀町)に関しては「新規制基準に照らし、問題ないと理解されると考えている。一日も早い再稼働を目指す」と述べた。

 日本海ガス絆ホールディングスの新田八朗社長は「ライフラインを担う自覚を持ち、地域の暮らしを支える仕事に誠実に取り組んでほしい」と呼び掛けた。


◆金融◆
 日銀のマイナス金利政策で厳しい経営環境が続く金融機関。北陸銀行の庵栄伸頭取は「取引先の希望をかなえるため、一緒に悩み、知恵を絞ることがわれわれの役目だ」と強調した。「お客さまの笑顔が何より励みになる」と語り、ニーズを正確に把握し的確にサポートしていくよう呼び掛けた。

 富山第一銀行の横田格頭取は「環境の変化に適応するには、お客さまを大切にして、商品やサービスの付加価値を高めなければならない」と語った。可能性を信じて挑戦することが将来につながるとし「高い志で厳しい状況を乗り越えましょう」と訴えた。

 来年夏に高岡駅前東地区で新本店が完成する富山銀行の齊藤栄吉頭取は「さらなる発展に向けた絶好の機会だ。当行にとって、組織や業務の運営を再構築する『第2創生期』になる」と述べた。コンサルティング機能の向上に磨きをかけ、顧客や地域に貢献していく考えを示した。


◆医薬品◆
 医薬品業界は、薬価制度改革など事業を取り巻く環境が厳しさを増している。東亜薬品の中井敏郎社長は「従来通りの経営では激動する社会の変化に対応できず、会社の存続は難しい」と指摘。「付加価値の高いジェネリックの開発を目標とする」と述べた。

 日医工の田村友一社長は、エーザイとの戦略提携を機にミッションステートメント(経営理念)を改めたことを紹介。患者や家族のために「ジェネリック医薬品を安定供給し続ける。自分たちの進むべき道は自分たちで決めていく」との行動指針を掲げた。

 広貫堂の塩井保彦社長は、この15年間に配置薬向けからドラッグストア向け、医療用へと事業領域を拡大してきたとし「142年の歴史を200年に延ばせるよう変革の歴史を担ってほしい」と述べた。


◆流通・サービス・建設◆
 ITや流通業界では、新入社員の若い感覚や能力に期待する声が聞かれた。インテックの北岡隆之社長は、生まれた時からインターネットが身近だった「デジタルネイティブ世代」に当たるとし「新鮮な感性や発想に非常に期待している」と述べた。

 アルビスの大森実社長は、食卓に温かさと健康を届ける新ブランドスローガンを決めたことを挙げ「皆さんの若い力であしたが元気になるよう会社をもり立てて共に成長していこう」と呼び掛けた。佐藤工業の宮本雅文社長は「仕事の腕を磨き、視野を広げ、自己を高める研さんをしてほしい」と述べた。

 トナミホールディングスの綿貫勝介社長は「4月から新3カ年計画をスタートし、事業基盤の強化にまい進していく。顧客ニーズと当社のサービスがマッチしているか常に考え、仕事をやり抜いてほしい」と訓示した。


◆製造業◆
 グローバル化で市場環境の変化が著しい製造業界。厳しい競争に勝ち残るため、経営トップは若い世代の行動力に期待を寄せた。

 YKKの大谷裕明社長は「さまざな失敗を経験し、それを克服することで大きく成長できる」と述べ、YKK APの堀秀充社長は「どんどんアイデアを出し、『出る杭(くい)』になってほしい」と激励した。

 三協立山の山下清胤(きよつぐ)社長は「自分と会社の将来のことを考え、一緒により良い会社にしていきましょう」と呼び掛け、スギノマシンの杉野太加良社長は「厳しい競争に打ち勝ち、飛躍するためには若い力が必要」と協力を求めた。

 不二越は昨年8月に本社を東京に一本化し、登記上の本店も3月に東京へ移転したが、入社式は例年通り富山で開いた。薄田(すすきだ)賢二社長は「FA(自動化・省力化)の波に乗り、事業を大きく飛躍させる原動力になってもらいたい」と期待した。

 CKサンエツの釣谷宏行社長は「働きがいのある会社を目指して努力している」と訓示。北陸コカ・コーラボトリングの稲垣晴彦社長は「環境の変化を捉えて人生や仕事へ生かすイノベーションを期待する」とあいさつした。北陸電気工業の津田信治社長は、時間を上手に使って自己研さんに努めるよう呼び掛けた。

北日本新聞社

最終更新:4/16(月) 14:07
北日本新聞