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出てきた「座薬」もう1回、使っていいの? あの「違和感」に解消法があった 知られざる座薬のトリビア

4/16(月) 7:00配信

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 たまにお世話になる座薬ですが、飲み薬などと違い、慣れない人も少なくありません。「出てきてしまった座薬は使っていいの?」「あの違和感の解消法は?」。座薬にまつわる「困った」の対応策を専門家に聞きました。(薬剤師ライター・高垣育)

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座薬とは……

 話を聞いたのは帝京大学薬学部教授の齋藤百枝美先生です。

 まず座薬とは、お尻から入れる薬のこと。

 飲み薬よりも、血液に入るタイミングが早く、初回の肝臓の代謝を受けないので、薬の効果を、速く得ることができます。

 では最初の「座薬困った」から。

お尻から出てきた!

Q気付いたら座薬がお尻から出てきた……どうしたらいいですか?

 座薬が出てきてしまったからといって、慌ててもう1つ入れるのはダメです。

 まずは出てきた座薬を、よく観察してください。

 出てきた座薬の形が、開封時とほとんど変わらないときは、すぐにもう一度挿入します。

  溶けて変形していたり、挿入から30分以上経過していたりした時は、出てきた座薬を捨ててください。この場合は、新しい座薬は、次の使用のタイミングまで使わずに待ちましょう。

 なぜなら、溶けだした薬が体の中にいくらか吸収されている可能性があるためです。

出てこないようにするには?

Q座薬が出てこないようにするには、どうしたらいいですか?

 座薬を挿入するとき、刺激で便意をもよおすことがあります。

 座薬が出てきてしまうことを避けるため、挿入前に排便しておきましょう。

 座薬を入れた後、4~5秒間くらいおさえます。

 さらに、その後20~30分は、激しい運動をしないでください。

入れる時、痛い!

Q座薬を入れる時の痛みをやわらげる方法は?

 挿入時に痛いのは、ぎゅっと肛門に力を入れている所に、座薬を、無理矢理入れようとするからです。

 痛みを感じることなく座薬を入れるポイントは三つ。

(1)肛門の力を抜きましょう。

(2)座薬を手のひらで少し温めましょう

<解説>冷蔵庫から取り出してすぐに座薬を使うと、冷たくて硬いので挿入しづらくなります。このときに気をつけたいのは、温めすぎないこと。座薬は体温で溶けて吸収されるお薬なので、ずっと握っていると、座薬の表面が溶けだしてきてしまいます。

(3)すべりをよくしましょう

<解説>「ベビーオイル」「オリブ油」「水」で座薬の挿入する側(とがっている方)を湿らせましょう。すると、すべりが良くなってつるんとお尻に入ります。

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最終更新:4/16(月) 7:00
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