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PRIME NEWS EVENING 新キャスター倉田大誠コラム

4/4(水) 16:12配信

FNN PRIME

「余計なお世話だよ」とぼやく倉田大誠 36歳 独身

「余計なお世話」という言葉を調べてみると、“自分にとって必要のない相手の手助けや、差し出口をいう語“という解釈のようだ。
「自分にとって必要のない相手・・・」なかなか残酷な言い回しである。

新キャスター倉田大誠 OA前の表情

36歳、独身。

今やお約束となった質問「結婚しないの?」には笑顔を作りつつ、しかし心では決まってこうぼやく。
「余計なお世話。」
とは言え、街中で自分と同じ年頃の家族を見ると、可愛い子供に目を奪われた後「自分はどうするんだろう、どうなっていくんだろう」と空虚感を覚える。

「全ての主役は自分」という発想からの変化

これまで、いや今でもスマートフォンに登録してある電話帳と睨めっこしながら、1分1秒先の「新規出会い」と「過去の出会い」を両天秤に掛けて先々の未来に思いを巡らせている。

でも決断できないまま時間が経ってしまった。

独身貴族とはよく言ったもので、寝起きの口臭、枕の香り、深酒からの立て直し・・・。
ストレス社会における大人の階段は着実に上っていて、抗う事は到底できない。

では心の具合はどうか?
この執筆にあたり真面目に自問自答してみたら思いもよらない変化が一つ。

よく言われる「人間やっぱり自分が一番かわいい」という自我の領域に、意外にも「誰かの為に」という一面がせり出してきた気がする。

時間もお金も全ての主役は自分という発想からの変化だった。

悪い事ではなさそうだ。
それにしても「誰かの為に。」と文字に起こしてみると何とも恥ずかしい。
なので敢えてキーボードを弾いてみた。

独身故のフットワークでしか戦えるものはない

1か月前に田舎で暮らす両親に会った。

久々に見るその姿は幾分小さくなっていた。
良し悪しは別にして、いくつになっても世話を焼いてくれるありがたい存在だ。

親の為に結婚しようとは思わないが、嘗ては大きく見えていた背中が年々小さく感じられるようになった今、元気なうちに吉報を届けてあげたいとも感じられようになった。

「誰かの為に」という一つの形の表れなのか。

ここで余談を一つ。
親は元々テレビをあまり見ない。
偶然息子がこの仕事に就いてもスタイルは基本変わっていない。
その証拠に、国民的大スターで惜しまれて解散したあのアイドル5人の名前も完璧には言えないのである。

それぐらいは知っていて欲しいが、親にとったら「余計なお世話」なのかもしれない。

独身故の自由、独身故の我慢の限界、独身故の良くも悪くも社会的信頼感と、この歳になれば当然様々な空気を感じるが、結局今の自分には独身故のフットワークでしか戦えるものは無いと思った。

「誰かの為に余計なお世話」が出来る人間は幸せ者だ

新番組のコンセプト『明日が、見える、未来がここにある』。

カッコイイ番組コンセプトを有難く拝借しながら、しかし未来を見る前に「36歳独身の今」という現実としっかり向き合ってみようと思う。

なるほど!!
「余計なお世話」をしてくれる方々こそが自分にとっての今かもしれない。

周囲の人を大切にしないといけない。
「誰かの為に余計なお世話」が出来る人間はきっと幸せ者だ。

さて今日もスマホの電話帳と未来の出会いを睨めっこして今と向き合うことにしよう。
こんな私ですが宜しくお願い致します。

倉田大誠

最終更新:4/9(月) 11:48
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