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大失敗となった昨年夏のポケモンGOリアルイベント、集団訴訟の賠償金は約1.7億円なり

4/6(金) 22:40配信

ギズモード・ジャパン

伝説ポケモンだけじゃ怒りは収まらない。

大々的にプロモーションされたものの、インターネット接続困難やゲーム・クラッシュといったトラブルで失敗に終わった、シカゴのポケモンGOのリアルイベント「Pokemon GO Fest」のニュースを覚えていますでしょうか。その後集団訴訟へと発展したわけですが、イベントから8カ月ほどが経ちNianticが賠償金157万5000ドル(約1.7億円)を支払う形で決着がつきました。TechCrunchがレポートしています。

【画像】大失敗となった昨年夏のポケモンGOリアルイベント、集団訴訟の賠償金は約1.7億円なり

シカゴフェスに参加したプレイヤーの数はなんと推定2万人ほど。なかにはカリフォルニア州からわざわざこのイベントのためだけにやってきた人もいたようです。イベントのチケット代(25ドル)はもちろん、旅費や宿泊費も出してやって来たプレイヤーからするとそりゃあ腹が立ちますよね。Chicago Tribuneの報道によると、イベントのチケットも販売開始から数分で売り切れてしまい、eBayではチケット転売に400ドルもの高値がつきました。超人気のイベントだったことがよく伝わってきます。Nianticはシカゴフェスの後すぐに、チケット代の払い戻し、ゲーム内で使用できる100ドル分のポケコインや伝説ポケモン(ルギア)の配布、と対応をしたわけですがプレイヤーたちの怒りは収まらず、今回の集団訴訟へと発展したわけです。

Nianticが支払う賠償金額は、数カ月以内に賠償金受け取りのためのウェブサイトが立ち上げられ、対象となるユーザーたちが登録できるようになります。もちろん、実際には被害を被っていないプレイヤーが嘘をついて賠償金を請求しないよう、いくつかのセーフガード機能も導入されるようです。

法定で提出された文書によると、ウェブサイトは2018年5月25日までに立ち上げられ、参加者たちには通知がEメールで送られるそうです。賠償金を請求するためにはポケモンGOでフェスティバル現地でチェックインしている必要があるとのこと。チケット転売をしていた業者が賠償金を請求するのを防ぐ目的です。また107ドル以上を請求するユーザーはレシートを証拠として提出しなければいけないとのこと。

おそらく転売チケットをeBayで購入したユーザーは賠償金の請求は諦めることになりそうです。というのもイリノイ州では登録されていないチケット転売業は違法だからです。400ドル払った人たちには残念ですが。

またイベント収益のうち、賠償金支払いの後残った収益に関してはイリノイ州弁護士会とChicago Runという非営利団体に寄付されるとのこと。Chicago Runは若者のランニング促進を行う非営利団体となっています。ポケモンGOでゲーマーたちが外に出るようになった、という評判は多く語られましたが、その関連でしょう。このニュースだけを聞くとこんなに賠償金を払ってNiantic大丈夫かな、と心配になりますが、心配はご無用のようです。シカゴフェスの段階で既にポケモンGOは12億ドルの収益を生んでいる、とApptopiaによる推計をUSA Todayが報道しています。2017年末までにはそれは18億ドルにまで膨れ上がっており、現在も継続して収益を伸ばしているわけです。Nianticはこれを糧に、より素晴らしいイベントを展開していき、プレイヤーたちは納得する賠償金を手にすることができればと思います。


Image: Brendon Thorne/Getty Images News/ゲッティ イメージズ
Source: TechCrunch, Chicago Tribune, reddit, Ars Technica, Illinois General Assembly, USA TODAY, Comic Book

Tom McKay - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)