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瑛太「西郷どん」NEW大久保利通を熱演“人間味ある男”「イメージ変わるのでは」

4/8(日) 8:00配信

スポニチアネックス

 俳優の瑛太(35)がNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」(日曜後8・00)で大久保利通(正助)を熱演している。西郷隆盛、木戸孝允と並び「維新の三傑」と称される日本史の重要人物。主演・鈴木亮平(35)が演じる西郷とは盟友であり生涯のライバルだった。大久保といえば「陽の西郷、陰の大久保」「クール、冷徹」というイメージがあるが、作家・林真理子氏(64)が原作、中園ミホ氏(58)が脚本を手掛ける今作では“人間味ある姿”が描かれている。「大久保のイメージが変わるのでは」という瑛太に、役柄の魅力について詳しく聞いた。

◆西郷と大久保のように…鈴木亮平と切磋琢磨「とにかく熱いドラマ」◆

――「篤姫」(08年)で薩摩藩家老・小松帯刀を演じて以来、10年ぶりの大河。今作の印象について教えてください。

 「とにかく熱いドラマです。主演の鈴木亮平くんをはじめ、皆さん全身全霊で臨んでいる。『篤姫』のときは家老で、今は大久保利通として土の上で生きているような感覚。大久保は冷徹な知識人というパブリックイメージがありますが、今作では純粋な面もある常識人として描かれていますね。大久保のイメージが変わるんじゃないかなと思います」

――主人公・西郷隆盛(吉之助)を演じる鈴木さんの印象はいかがですか?

 「亮平くんが本番に懸けてくる熱気、熱量、エネルギー、そして友情のようなものに凄く引っ張ってもらっている感覚があります。芝居や作品に対する思い、責任感、そういったものが全て西郷吉之助に集約されている。芝居ではとにかくぶつかってくる。つばも飛ばしてくるし、ものすごい勢いで“体当たり”してきてくれるので凄くやりやすい。物語序盤の骨組みである、吉之助と正助の本当の意味での友情、深いところでつながっている友人関係がしっかり築けているなと思います。台本にはト書きで“涙する”とは書いてなくても、熱いものが込み上げてくる場面もありました」

――今作の大久保利通(正助)についてどう捉えていますか。

 「序盤から常識人な部分が描かれています。黒木華さん演じる糸さんに一目ぼれするのですが、糸さんは吉之助に思いを寄せていると気づく。傷つくけど、前を向いて糸さんのために吉之助に思いをぶつける。純粋でありながら、吉之助の原動力に対して嫉妬したり、はい上がっていく力を貯め込んでいる時期なのかなと思います。実家で謹慎している時期もあったので、うっ屈した思いを抱く場面が多い。“おい(俺)も江戸に行きたかあ!”と吉之助の背中を見ながらうらやましくて悔しくて。そこで“今自分は何をすればいいのか?”と正助なりの考えや感情にもとづいて行動する。次第に吉之助と大久保に違いが出てきて、世界を変えるための手段も異なってくるのではと思います」

◆経験値積んで大久保なりの思想を…西郷との違い演じるのが楽しみ◆

――「維新の三傑」である大久保と西郷。西郷は愛にあふれるリーダー。大久保はどのようなリーダーだったと思いますか。

 「今作では、今までの西郷と大久保の関係が描かれたドラマになかったような展開があります。正助(大久保)は世の中で起きていること、吉之助が今やろうとしていることを考慮した上で、自分はどう動こうかと考えている。正助なりのオリジナリティーを持って行動しようとして、海外に行こうとしたのではないかと。とにかく経験値を積んで、正助オリジナルの思想で世の中を変えていこうとする。そういう西郷との違いを演じるのが今後は楽しみです」

――中盤以降、大久保のキャラクターに変化が出てくるということでしょうか。

 「今は吉之助の思いを真正面で受け止めて、真っ向から返していますが、僕は途中から芝居を変えていこうと思っています。例えば、今は全力で向こうがきたら100%、120%で返そうと思っていますが、これからは100%で向こうがきても僕は30%で返すかもしれない。そういうことを計算しながら演じて、その場面の面白みというか、2人の考え方の違いが少しずつ出てくるような、そういった部分の芝居を楽しめたらいいなと思います」

――今作全体の魅力を教えてください。

 「中園さんの作品は初めてですが“女性が男性を描くのってどういう世界観になるのかな”と楽しみでした。女性からみた男性像みたいなものがある。男にはこうあってほしいというようなロマンチックな部分とか。男同士の“ラブ”みたいなものって一歩間違えると、少し違った方向に向かってしまいますが、そこの絶妙なバランス、加減がいいなあと思います」