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「ドア付近ではいったん降りて」 電車通勤「1年生」増える春、気を付けたいマナーとは

4/9(月) 6:20配信

乗りものニュース

乗降マナーの呼びかけ増える

 春は新生活が始まる季節です。入学や入社、あるいは転勤などで、4月から電車で通勤・通学を始めた人もいるでしょう。

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 電車を利用するにも、一定のマナーが存在します。それに不慣れな人が増えるこの時期、鉄道会社はどのようなことを呼び掛けているのでしょうか。大阪市営地下鉄を引き継いだ大阪メトロに話を聞きました。

――利用マナーについて、毎年4月にはどのような声が寄せられるのでしょうか?

 この時期だから特に増えるというお問い合わせ内容はありませんが、確かに4月はご利用に慣れていないお客様が多くいらっしゃるでしょう。状況に応じて、乗務員や駅係員が様々なご協力のお願いをアナウンスすることもあります。

――そのお願いとは、どのような内容が多いのでしょうか?

 たとえば「(駅ホームで)ご乗車される方の列にお並びください」「(リュックなど)背中の荷物を降ろしてください」「車内の奥にお詰めください」「降りるお客様のためにドア付近ではいったんホームへお降りください」といったところでしょうか。このような呼びかけは日ごろから行っていますが、この時期には特に増えます。

※ ※ ※

 電車にまつわるマナーのなかでも、この時期には特に乗降時や、荷物の扱い方に関するマナーを呼び掛けることが多いようです。

 たとえば東京メトロでは、様々なテーマのマナー啓発ポスターを月替わりで駅などに掲示していますが、2018年4月は、「ドア付近の人は一旦降りてる! 協力し合うと、スムーズですね」とのセリフとともに、訪日外国人が日本人のマナーに気づくという内容です。東京メトロによると、「新生活シーズンということもあり、スムーズな乗降を促したいという思いから、ここ数年は毎年4月にドア付近のマナーに関する内容のものを掲示しています」といいます。

「迷惑行為ランキング」に見る乗降や荷物のマナー

 大阪メトロが挙げたような乗降や荷物に関する項目は、年間を通じて利用者からの声が寄せられるものでもあります。

 日本民営鉄道協会(東京都千代田区)が私鉄各社で実施したアンケート結果を集計し、毎年発表している「駅と電車内の迷惑行為ランキング」2017年版によると、電車を利用する際に「迷惑と感じる行為」のうち「荷物の持ち方・置き方」は29.8%で3位、「乗降時のマナー」は28.1%で5位となっています。

 さらに詳しく見ると、「荷物の持ち方・置き方」のうち最も迷惑に感じる行為として、「背中や肩のリュックサック・ショルダーバッグ等」と答えた人はじつに55.2%を数えます。「乗降時のマナー」のうち最も迷惑に感じる行為としては、「扉付近から動かない(乗降を妨げる・奥に詰めない等)」と答えた人が43.2%、「降りる人を待たずに乗り込む」が23.5%、「乗降時に並ばないで横から割り込む」が17.4%です。

 ちなみに、「駅と電車内の迷惑行為ランキング」2017年版の1位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」、2位は「座席の座り方」、4位は「歩きながらの携帯電話・スマートフォンの操作」ですが、日本民営鉄道協会によると「1位から5位の割合は毎年、だいたい拮抗(ほぼ同等)しています」と話します。

乗りものニュース編集部