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ハリル電撃解任 本番直前の「劇薬」過去5大会は成功例なし

2018/4/9(月) 10:37配信

BuzzFeed Japan

直前の「劇薬」投与に効果はあるのか。サッカーW杯ロシア大会まで約2か月となった中、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が解任される。4月9日、日本サッカー協会の田嶋幸三会長が明かした。9日の常任理事会での承認後、午後にも会見が開かれる予定だ。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

ハリルホジッチ監督は2015年2月に解任されたハビエル・アギーレ前監督の後を引き継ぎ、日本代表の監督に就任した。ロシアW杯アジア最終予選を首位で突破するも、ブラジル、ベルギーと対戦した昨年11月の欧州遠征で連敗し、12月の東アジアE-1選手権ではライバル韓国に1-4で完敗した。

今年3月の欧州遠征ではW杯に出場しないマリに引き分け、ウクライナに対し連敗。ウクライナ戦後には、選手から采配への不満の声が上がっていた。

一般的に代表チームはクラブチームに比べ、全員が集まっての練習時間も短く、準備期間を長く取るのがセオリーだ。

途中交代の成功例として思い浮かぶのが、2002年日韓大会で韓国代表をベスト4、2006年ドイツ大会でオーストラリア代表をベスト16に導いたフース・ヒディンク氏。しかし韓国代表監督への就任は2001年1月、オーストラリア代表監督就任は2005年7月とW杯本大会までは1年ほどの猶予があった。

過去5大会でベスト16に進出したチームでは、1998年にナイジェリアをベスト16に導いたボラ・ミルティノビッチ氏、2002年大会のパラグアイをベスト16に導いたチュザーレ・マルディーニ氏(故人)、2014年大会のメキシコを同じく16強に導いたミゲル・エレーラ氏がいる。

しかし、ミルティノビッチ氏就任は1997年12月、マルディーニ氏は2001年12月、エレーラ氏は2013年10月に就任と、少なくとも本大会まで半年以上は準備期間があった。

W杯開催年になって監督を交代した1998年大会のイラン、南アフリカ、2002年、2010年大会のナイジェリア、そして2010年のコートジボワールはいずれも本大会の予選リーグで敗退している。結果を見ると、W杯直前の監督解任は決して良薬でないことがわかる。ちなみに2010年W杯の直前の3月までコートジボワールを率いていたが、アフリカネーションズカップのわずか1敗で解任されたのが、ハリルホジッチ監督だった。

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最終更新:2018/4/9(月) 17:45
BuzzFeed Japan

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