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「夫婦別姓」願っただけなのに…夫の母は叫んだ「洗脳されている!」 姓を「変えさせた」妻の罪悪感

4/17(火) 7:00配信

withnews

 結婚しても姓を変えずに暮らしたいと願う人たちがたくさんいます。それなのに、日本では夫婦同姓が義務付けられています。そのために、不利益を被ったり、家族との関係が悪化したりするケースも少なくありません。別姓を選べるようになって欲しいと願う都内の女性(32)の思いを聞きました。

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「向こうのお母さんがかわいそう」

 「向こうのお母さんがかわいそうだからやめなさい」。

 昨年11月、女性の姓で婚姻届を出そうとしたところ、自分の母親が猛反発した。父は「婿養子」で、両親は母の姓だ。改姓の苦しみを知っているからこそ気持ちを分かってくれると思っていた父までもが、「男が姓を変えるのは社会的に大変なんだ」と言った。自分の夫になる男性に、母はこっそり「私が説得する」と言った。

 姓を変えて欲しかったわけではない。望んだのはただ一つ、「自分の名前を変えたくない」ということだ。だが、日本で結婚するには、どちらかが姓を変えるか、事実婚になるかしかなかった。

 2015年春、夫との結婚を決めた。そのころ、選択的夫婦別姓をめぐる訴訟が進んでいた。国際的には夫婦別姓も選べる国が多い。当然、判決で日本もそうなると思っていた。

 「判決が出てから、別姓で結婚すればいい」

 ところが、12月に出た最高裁判決は、現在の夫婦同姓を義務付ける制度を「合憲」と認めた。職場でニュースを見ていた女性は、血の気が引いた。「結婚できないかもしれない」。トイレに駆け込み、しばらく動けなかった。

「名字を変えたくない」

 家族の食事会など結婚に向けた準備が進んでいた。姓の話はできないままだった。判決の約2カ月後、勇気を出してパートナーの男性に電話をかけた。

 「名字を変えたくない。どうしたらいいか分からない」

 男性は驚き、「もっと早く言ってほしかった」と言った。

 翌日、カフェで4時間かけて話をした。女性に偏る改姓への憤り、「嫁」という意識への嫌悪感、パートナーとは対等でありたいこと……。なぜ姓を変えたくないのか説明した。店員や他の客が見ているのが分かったが、涙が止まらなかった。

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最終更新:4/18(水) 9:32
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