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17人死亡の現場にいた日本人…学校でもタブー、「銃規制」に声をあげた少女「今回は変わる予感がする」

4/15(日) 7:00配信

withnews

 学校で銃が乱射され17人が殺害された現場に居合わせた日本人がいました。エンゲルバート美愛(ミア)さん(15)。この学校の生徒です。中高のサッカー部で一緒だった友達も命を落としました。今も銃規制の話題は政治的に敏感なアメリカ。人前に立つのが大の苦手だったという美愛さんは、銃があふれるアメリカ社会をなんとかしなければ、と声を上げはじめています。何が彼女を変えたのでしょうか。(朝日新聞ニューヨーク支局長・鵜飼啓)

銃の展示ショーやファッションイベント……NRAの活動実態

落ち着いた雰囲気の住宅地

 美愛さんが通うのは、フロリダ州パークランドにあるマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校。日本では中学3年生に当たる1年生から高校3年にあたる4年生までの4学年、あわせて約3400人の生徒がいる大きな学校です。

 マイアミから車で1時間半ほど北にいったところで、落ち着いた雰囲気の住宅地に囲まれています。恐ろしい犯罪が起きるとは考えにくい地域でした。

 あの日までは。

バレンタインデーの惨劇

 事件が起きたのはバレンタインデーの2月14日。もうすぐ下校時間というときに、校内で火災報知機が鳴り響きました。

 午前中にも訓練があったので、美愛さんは「また訓練?」と思いながら校舎の外に出たそうです。ところが、血相を変えた学校職員に「逃げなさい!」とどなられました。

 わけも分からず逃げ出しました。隣のグラウンドと中学校を越え、さらにその先のショッピングセンターまで。

 たくさんの生徒が逃げていて、避難に10分ほどかかったそうです。

 このとき、美愛さんがいたのとは別の校舎で、乱射事件が起きていました。この学校を退学になった元生徒が、軍で使うようなAR15という半自動小銃を持って押し入り、無差別に撃ったのです。

 事件が起きたのは、1年生の授業が多く行われる校舎でした。美愛さんも1年生なのでこの校舎でよく授業を受けていましたが、この時間はたまたま美術の授業で別の校舎に行っていました。

 美愛さんがこの校舎にいてもおかしくありませんでした。

 スーパーまで逃げたころには、乱射事件が起きたことが伝わってきました。

 逃げながら、生徒の親と思われる女性が泣き崩れるのが目に入り、怖さがつのってきたそうです。

 父親のリックさんが迎えに来てくれていました。「お父さんの姿を見つけたときには本当にほっとしました」

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最終更新:4/15(日) 7:00
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