ここから本文です

日本でも「投げ銭」が徐々に普及、コンテンツのあり方を変えるか?

4/15(日) 13:00配信

THE PAGE

 ブログなどの気に入った記事に対して任意でお金を投じてもらう「投げ銭」が日本でも徐々にではありますが、浸透しているようです。コンテンツを生み出すためには、最低限のお金が必要ですが、現状ではネット広告くらいしか収益源はありません。投げ銭の習慣はコンテンツのあり方を変えるのでしょうか。

 仮想通貨に関する情報をWebサイトで提供しているあるブロガーは「気に入った記事には投げ銭をお願いします」というメッセージと仮想通貨のアドレスをサイトに掲載したところ、ある記事には1万円を超える投げ銭があったとツイッターで報告しています。

 仮想通貨という特殊な分野であることも影響していると思いますが、それでも、個人が書いた有料ではない1つの記事に好意で1万円が送られるというのは少々驚きです。

 実は中国などでは気に入った記事に読者が投げ銭を送るというのは一般的となっており、それだけで十分に生活が成り立つブロガーも数多くいるそうです。

 この二つの事例に共通しているのは送金の簡便さです。仮想通貨であれば、指定されたアドレスを自身のウォレット(リアルな通貨であれば銀行に相当する)でコピペするだけですから(QRコードでの指定も可能)、極めて簡単にお金を送ることができます。また中国の場合、アリペイに代表されるような簡便な決済手段が普及しており、他人にお金を送ったり、お金を受け取ったりするのは極めて簡単です。

 クレジットカードでの課金や、銀行振り込みは手続きが面倒ですから、投げ銭をしたいと思っても、躊躇してしまう可能性があります。またカード決済の場合には、そのインフラを導入するために一定のコストがかかりますから、少額の投げ銭しか期待できない場合には、採算が合いません。

 欧米各国では、路上のパフォーマンスにお金を投じるのは当たり前ですが、日本ではこうした習慣はありません。しかしネット上での課金や送金がもっとラクになれば、日本でもこうした習慣が定着してくる可能性があります。

 コンテンツを作成するためには、それなりの能力や労力が必要となり、決してタダではありません。日本でも投げ銭の文化が拡大すれば、ネット上のコンテンツの質も向上するかもしれません。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:4/19(木) 5:52
THE PAGE