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分厚い氷の下に湖=北極圏、カナダの島で発見―濃い塩分、微生物生息か

4/12(木) 3:02配信

時事通信

 北極圏にあるカナダ・デボン島で、分厚い氷の下に湖が二つあるのをレーダー探査で発見したと、同国アルバータ大などの研究チームが11日付の米科学誌サイエンス・アドバンシーズに発表した。陸地を覆う氷床や氷河の下にある湖は、南極大陸やグリーンランドで多数見つかっているが、カナダでは初めてという。

 二つの湖は東西に細長い形をしており、面積は約5平方キロと8.3平方キロ。上にある氷の厚さは平均でそれぞれ560メートル、740メートルもある。湖の水温は氷点下10度程度と推定され、塩分濃度が海水の4~5倍も高いため液体の状態にあると考えられる。

 近くのバサースト島では掘削調査で岩塩が見つかっており、湖の塩分は岩塩が原因の可能性が高い。デボン島は12万年以上前から氷に覆われているとみられるが、湖には微生物が生息している可能性があるという。

 南極大陸・テイラー氷河の下流では、鉄分を含んだ昔の海水が赤茶色の「血の滝」となって流れ出しており、鉄と硫黄を利用して生息する細菌が含まれていることが2009年に判明している。太陽光が届かない隔絶した環境に生息する微生物の研究は、木星の衛星エウロパの表面を覆う氷の下の海に生命が存在するかを将来探査する上で役立つという。 

最終更新:4/12(木) 6:47
時事通信