ここから本文です

輝いた平昌・パラアスリートたちのプロ意識 限界に挑む美しい雄姿、だからこそ感じた「違和感」

4/12(木) 7:04配信

withnews

 韓国・平昌で開かれたパラリンピックを、現地で取材した。そこで私が感じたのは、障害の程度や有無といった次元を越えて、自分の能力の限界に挑むアスリートたちの情熱だった。パラリンピアンが放った輝きを、写真でふり返る。(朝日新聞大阪本社映像報道部 加藤諒)

【動画】レース直後、カメラマンに囲まれながら金メダルの報告をYoutubeでした成田緑夢選手

5個のメダルを獲得

 個人種目で5個のメダルを獲得したアルペンスキーの村岡桃佳選手、大会後にスノーボード界からの引退を表明した成田緑夢(ぐりむ)選手の圧巻の滑り、6大会連続出場の「レジェンド」新田佳浩選手の8年ぶりの復活金メダル――。

 平昌パラリンピックで、日本勢は10個のメダルを獲得した。立役者となったのは、1大会五つという個人として最多のメダル獲得記録を打ち立てた村岡桃佳選手だった。

 村岡桃佳選手は出場1種目の滑降で獲得した銀メダルを皮切りに、スーパー大回転で銅、スーパー複合で銅、大回転で念願の金メダルを獲得。大会最終日にも、回転で銀メダルに輝いた。

 村岡選手の金メダルは、今大会では日本勢初の金メダル。森井大輝選手の銀メダル一つと、定評がありながら勢いに乗れなかった男子勢とは対照的だった。

「アスリートYoutuber」を自称

 若手の躍進を象徴する選手の1人に、スノーボードで金メダルを獲得した成田緑夢選手がいた。

 成田選手の滑りは圧倒的で、ひとつ前の滑走順の選手が1分35秒でゴールしたのに対し、1本目のタイムは50.17秒。

 中腹の撮影ポジションで構えていた我々の前に現れた時は十分スピードに乗っていて、あまりの速さに400ミリのズームレンズでフレーミングするのが精いっぱい。

 一発勝負のタイミングでピントをきちんと合わせることができたか――。ドキドキしながら写真を確認すると、エッジを効かせて上半身は地面と平行になりながらバンクを攻める滑走の瞬間をとらえることができていた。

 成田選手の魅力はその滑りにとどまらず、「アスリートYoutuber」を自称するネットへの発信力だった。

 試合を終え、カメラマンたちに「LINEニュースに速報が載りました!こんなことってあります!?」とスマートフォンを見せて盛り上がる一幕もあった。

1/2ページ

最終更新:4/12(木) 7:04
withnews