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シリアでまた化学兵器が使われ、子どもたちも犠牲に。トランプはどうする

4/12(木) 16:51配信

BuzzFeed Japan

シリアでまたも化学兵器による市民殺害

シリアでまた、化学兵器が使われ、子どもたちの命が奪われた。シリア攻撃を検討するトランプ政権は、どうするのか。【BuzzFeed News/貫洞欣寛】


「ホワイトヘルメット」の名で知られるボランティア救助組織、シリア民間防衛隊などによると4月7日、ダマスカス近郊の東グータ地区ドゥーマで、女性や子どもたちを中心に500人以上が呼吸困難などの症状を訴え、少なくとも49人が死亡したという。

この毒ガス被害が起きたのは、反体制派が掌握する地域で、以前からアサド政権軍が激しい空爆を加えてきた。

繰り返される攻撃

シリアでは内戦となって以降、化学兵器による攻撃が繰り返されてきた。

もっとも被害の規模が大きかったのは2013年8月に東グータ地区で起きたもので、猛毒のサリンを積んだミサイルが発射され、市民を中心に1000人を超える死者が出た。

米国のオバマ政権は、アサド政権による化学兵器攻撃と判断。オバマ氏が以前からシリアで化学兵器が使われたら「一線を越えたと判断する」と発言していたこともあり、シリアを攻撃する意向を示した。

だが、オバマ氏が軍事力の使用を躊躇したことなどから尻すぼみとなり、米軍によるアサド政権軍への直接攻撃は行われなかった。

代わりに、シリアの保有する化学兵器を、国際機関の化学兵器禁止機関(OPCW)の監視下で廃棄することになった。

この活動でOPCWは2013年10月、ノーベル平和賞を受賞した。

「廃棄後」も起きる被害

しかし、OPCWによる化学兵器の廃棄処分がすべて完了したのちも、シリアでは化学兵器によるとしか考えられない市民被害が続いた。

2017年4月3日には、反体制派が支配する北西部イドリブ県ハーンシャイフーンで、80人を超える人々が死亡した。

国連とOPCWの合同調査チームはアサド政権がサリンを使用した「責任があると確信している」とする報告書をまとめた。

アサド政権とロシアは常に否定

一連の疑惑に、アサド政権は常に化学兵器の使用を「でっち上げ」「反体制派が国際的な同情を集めようとしてやった」などと否定してきた。シリアに軍を派遣し、空爆などを続けてアサド政権を支援するロシアも、同様にアサド政権による化学兵器の使用を否定してきた。

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最終更新:4/12(木) 18:19
BuzzFeed Japan