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フェラーリ、前戦のピットクルー負傷事故は”電子デバイスの誤作動”が原因と明かす。すでに再発防止策も導入

4/13(金) 19:29配信

motorsport.com 日本版

 スクーデリア・フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネは、バーレーンGPで起きたピットクルーの負傷事故について、センサーの誤作動が原因でグリーンシグナルが点灯し、キミ・ライコネンはマシンを発進させたのだと述べた。

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 バーレーンGPの決勝レース後半、ライコネンは2度目のタイヤ交換を行うためにピットへ向かった。しかし左のリヤタイヤを外す作業が遅れ、それに伴い新しいタイヤを装着できていなかったにもかかわらず、誤ってグリーンシグナルが点灯し、ライコネンはマシンを発進させた。その際、左リヤの新しいタイヤの装着を担当していたフランチェスコ・シガリーニというピットクルーが撥ねられてしまった。

 シガリーニはすぐに救急スタッフによる処置を受け、サーキットのメディカルセンターに運ばれた。彼はすねの骨と腓骨を骨折しており、その後すぐに手術を受けた。なお手術は無事に成功したとレース明けの月曜日にチームのSNSで報告されている。

 アリバベーネは、なぜタイヤ交換が終了する前にグリーンシグナルが点灯してしまったのか、その原因を究明するためにFIAと共にタイヤ交換の手順を見直すよう指示を出していたことを明かした。

「クルーが怪我をしたことで、チームは苦しい思いをした。それゆえ我々は、タイヤ交換の手順全体を見直すことにしたのだ」とアリバベーネはmotorsport.comに語った。

「その手順は、レース中のタイヤ交換は可能な限り安全に行われたと保証できるものであった」

「今回の場合、3つの要素がある。その3つとは、人間(ピットクルーのメンバー)のコントロール、メカニカル(ホイールガン)、そして電子デバイス(ホイールが正常であることを判断するセンサー)だ」

 またアリバベーネは、”電子デバイスによる読み取りが確実ではなかった”ことが原因で”左のリヤタイヤのミス”が起き、さらにはグリーンシグナルの点灯に繋がったと述べた。

 motorsport.comが掴んだ情報によると、このシステムは、ホイールがしっかりとはまっているかどうか、またホイールガンが十分に機能しているかどうかをチェックするように設計されているという。

 実際のタイヤ交換では、もともと装着していたタイヤを取り外すことができなかったので、一度ホイールガンを外して再度タイヤを外そうと試みたが、その際タイヤ交換が完了したとシステム側が認知してしまったため、グリーンシグナルが点灯したのだ。

 彼は、フェラーリは二度とこのようなことを繰り返さないと話し、何よりもフェラーリのスタッフのことを気にかけていると主張した。

 明確な解決策はわかっていないものの、フェラーリは、もし正確なタイヤ交換が行われなかった場合にシステムがそのことを把握できるように修正を加えているとみられている。

 最後にアリバベーネは、今週は定期的にシガリーニと会話をしたこと、そして手術を終えた彼がイタリアの自宅で療養中であることを明かした。

「チームドクターやFIAのメディカルスタッフに感謝したい。また手術のため、即座に国内最高の医者を手配してくれたバーレーンの権威ある人々にも感謝する」

「彼らは文字通り24時間体制で我々をサポートしてくれた。関わってくれた全ての人に感謝している」

Scott Mitchell