ここから本文です

お使いのInternet Explorerは古いバージョンのため、正しく表示されない可能性があります。最新のバージョンにアップデートするか、別のブラウザーからご利用ください。
Internet Explorerのアップデートについて

<04年高2刺殺>父「真実を話して」、情報収集続け14年

4/13(金) 11:35配信

毎日新聞

 逮捕の決め手は、DNA型と指紋だった。広島県廿日市市の民家で2004年、高校2年の北口聡美さん(当時17歳)が殺害された事件で13日、山口県宇部市の会社員、鹿嶋学容疑者(35)が逮捕された。発生から13年半。県警は延べ約30万人の捜査員を投入、父親は亡き娘の名前を付けたブログを開設して情報提供を呼びかけてきた。事件解決を願ってきた関係者は逮捕の一報を歓迎する一方、真相究明に期待を込めた。

【広島・女子高生刺殺事件の経過】

 捜査関係者によると、事件当時、現場となった北口さんの自宅離れのドアノブなどから指紋を検出。北口さんの爪からは皮膚片のDNA型も採取された。このため一致する人物が現れれば即解決につながるとみられていたが、捜査は難航。県警は寄せられた目撃情報を基に聞き込みなどを続けたが、有力な手がかりが得られないまま時間が過ぎた。

 「逃げ得は絶対に許さない。何としても犯人を見つけ出したい」。北口さんの父、忠さん(60)は05年からブログ「SA・TO・MI~娘への想い~」を開設し、事件に関する情報を募り続けた。県警が実施するチラシ配りにも参加。街頭で行き交う人に「どんな情報が解決につながるか分からない。一件でも多く寄せてほしい」と呼びかけた。

 昨年7月4日の北口さんの誕生日にもブログを更新。生きていれば30歳になるはずだった娘について「『おめでとう』と言えば『もう、おめでたい年じゃないよ』と言うかもしれません」と言及した。結婚していただろうか、子供もいたかもしれない--と思いを巡らせ、「私が笑えば、娘も笑う。今日一日は、なるべく笑顔で過ごすようにしました」と締めくくった。

 忠さんは13日午前、毎日新聞の取材に対し、「事件は13年半もの間、未解決だった。自分の中でもようやく一区切りできる」と語った。また、事件発生からこれまでについて、「家族は言葉にできない怒りや悲しみ、苦しみを抱え込んできた。一時間でも一日でも早く捕まってほしいと思っていた」と振り返り、「犯人を決して許すことはできない。とにかく真実を話してほしい」と訴えた。【寺岡俊、東久保逸夫】

最終更新:4/13(金) 14:49
毎日新聞