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【皐月賞】ワグネリアンが「弥生賞の呪縛」を解く

4/13(金) 21:45配信

東スポWeb

【皐月賞(日曜=15日、中山芝内2000メートル)新バージョンアップ作戦】牡馬3冠の第1戦・第78回皐月賞が刻一刻と迫っている。4戦無敗ダノンプレミアムの離脱で混戦ムードも漂う中、新VU作戦の明石尚典記者は迷うことなくワグネリアンを主役に指名した。異なる激流ラップにも難なく対応したセンスと底力がこの乱戦を一刀両断にする――。

 2010年のヴィクトワールピサを最後に途絶えている弥生賞経由組のタイトル奪取。本番と同じ中山10ハロンで行われる最重要トライアル凋落の原因は果たして何か? 1分57~58秒台の高速決着がデフォルトとなりつつある本番に対して、弥生賞は2分01秒を超える決着が大半。勝ち時計にして3~4秒、5ハロン通過ラップでも相応の差があれば、同じ条件といえども連動性を欠くのも無理はない。

 一方、高速化が顕著になるとともに存在感を増してきたのが共同通信杯などの9ハロン経由組。弥生賞組の勝利が途絶えた後は、もれなくこの9ハロン経由組が勝利している。「長めの距離経験」はGI攻略の定説だが、こと皐月賞に関してはその固定観念を捨て去る必要がある。

 マイルから10ハロンで圧倒的な強さを見せたダノンプレミアム回避なら、◎は迷わずワグネリアン。鬼門の「前走・弥生賞」組だが、この馬ならその呪縛をいとも簡単に解いてしまうだろう。

 新馬から東京スポーツ杯2歳SまでのV3は中京10ハロン→阪神外回り9ハロン→東京9ハロンが舞台。コース形態からスローペース→瞬発力勝負での3連勝をイメージしてしまうものの、それはあくまで5ハロン通過67秒0→62秒7の2戦目まで。重賞初制覇を飾った3戦目では2歳戦らしからぬ5ハロン通過58秒5のハイラップを経験している。

 緩ペースからの瞬発力勝負に強いキャラは、得てしてよどみのない流れに弱い。ましてや“初モノ”のハイラップで差し脚が鈍るケースは枚挙にいとまがない。不発でも不思議はないケースで自身34秒6の最速上がりをマークしたのがワグネリアン。レースの上がりを1秒2も上回る鬼脚なら、皐月賞のハイラップにも難なく対応してしまうだろう。

 ちなみに、東京スポーツ杯2歳Sが5ハロン通過60秒を切った07年(59秒4)、12年(58秒4)、13年(59秒6)は、翌年の皐月賞でもれなく同レース出走馬が馬券圏内に突入した(08年2着タケミカヅチ、13年3着コディーノ、14年1着イスラボニータ)。一見、関連性の見いだしづらい2鞍だが、ハイラップの経験値というフィルターを通せば意外なほど親和性が高い事実が浮かび上がる。

 長らく受難の時を過ごしてきた最重要トライアル・弥生賞組。今年ついにその重い扉が開かれようとしている。

最終更新:4/13(金) 21:45
東スポWeb

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